なゆひにボドゲ雑記

ボードゲームについてのあれこれの雑記です。

東京ボードゲームコレクション行って来ました

今日は浅草橋で行われた東京ボードゲームコレクションに行って来ました。

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開場30分前に会場に到着したら、既に30人ほど並んでました。空は快晴で風も気持ちよく待っていても苦にならないほど。

15分ぐらい前で入場券を購入して開場時間に無事入場。

会場は小学校の体育館程度の広さだが、天井が高く圧迫感はありませんでした。

建物自体新しく高級感もありお洒落で好印象なのも良いですね!

さて入り口すぐの中古販売のブースで『Pig10』を500円で購入。

これはお得!
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そのあとは友人へのお土産に″まどりや″さんで『とくがわあつめ』を購入してから会場をぶらり。

ほどなくして、以前からアートワークが美しくて気になっていた落語ゲーム『真打』を″JUGAME STUDIO″さんで購入。

ここは行列ができておりすごい人気でした。

そんなこんなで会場で友人と合流。

会場で『チキンダイスの塔』と『邪神がこの中にいる』を試遊。
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その後、昼飯を挟み、再度会場をぶらつく。

グリュックでマスターに挨拶して手持ちのコインでドリンクを購入。

会場脇のテーブルで終了の17時まで買ったゲームで遊んでました。

最近は、ゲームマーケットが見回れきれないぐらい大きくなりすぎた感がありましたが、合間にこういうイベントが出てきたのは嬉しい限りです。

第2回目楽しみにしてます! 

のびのびTRPG感想

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厳格にはボードゲームではなくTRPGに分類されるかと思うのですが、せっかく買って遊んだので感想を書きます。

ゲーム概要

名前通り気軽にTRPGを遊べるキットです。

GMは持ち回り、キャラクターも起きるイベントもカードで決まります。

特に勝ち負けは無く、そう意味では『楽しめたら勝ち』なのかもしれません。

アートワークもシンプルで可愛く万人受けしそうです。

全体的に軽いので重いゲームの合間や、初心者にTRPGを紹介するのには最適な作品です。

ルール

GMの左のプレイヤーが場面プレイヤーとなり、GMが読み上げた場面カードにかかれている問題を解決していきます。

解決方法は場面カードごとに様々です。

基本は場面カードに規定された数に2D6を振った数にキャラクターごとの補正値(力と技のどちらか)を足して解決することが多いです。

中にはダイスを振らずに機転で切り抜けるなどもあり場面ごとに楽しめます。

場面を解決もしくは失敗したら『光のカード』もしくは『闇のカード』を引いてキャラクターを強化(?)できます。

場面を各プレイヤーが3周したら、クライマックスカードをめくり解決したら終了です。

まとめ

ボードゲーム会の最初の打ち解けや、重いゲームの息抜き、最後のクロージング、など様々な場面で活躍できるゲームなので持っておくと便利なのでオススメです!

アニメがテーマのゲームについて

今日は秋葉原イエローサブマリンで行われていたボードゲーム体験会に参加してきました。

ボードゲームは高価なわりに遊んでみないと価値が分からないので、気になる作品がある場合、このような体験会に参加できるのは非常にありがたいです。

 

さて今回はTwitterのタイムラインで見て気になってた『迷家-マヨイガ-』をやってきました。

同名アニメがあり、その世界観やキャラクターを用いたゲームです。

ゲーム自体は、毎ターン変わる状況を見ながら戦略を組み行動をする、だけれども逆転性もある良くできたシステムでした。

最近は『ガールズ&パンツァー』や『おそ松さん』などアニメの商材としてカードゲームが増えていますね。

それについて今日は思うところがあり書くことにします。

実は『迷家』のゲームが面白かったので買おうと思っていたのですが、躊躇してしまったのです。

何が自分の中で引っ掛かったのか?

迷家』に限らず最近のアニメはビジネスとして成り立つ消費物の側面を強く感じています。1クールやっては次の期に新しい作品が出てきて、前の作品は誰にも思い出されない。そんな作品過多な状況ゆえ、作品の価値が時間経過とともに減少する気がするのです。

なのでテーマがチープになってしまいゲームの価値も減少してしまうような気がして非常に惜しく感じているのです。

そして『おそ松さん』や『ガールズ&パンツァー』は既にあったシステムの流用だったが、『迷家』はアニメのために作られたシステムであるという事。

さらにこのゲーム実は『迷家』がテーマである必要がないという事。

その2点からも、このゲームが『迷家』がテーマでなければ、、、と思ってしまったことが躊躇の原因だと思っています。

このゲームを他の人とやろうと思ったときにこの作品を知らない人には説明が難しくなる予感があるんですよ。

何年もたって『迷家』という作品をどれだけの人が価値をかんじてくれるのか?

何年か経ったあと「昔やっていた『迷家』というアニメがテーマのゲームなんですが、、、」と言われても、実感できないテーマであればいっそアブストラクトゲームでいいじゃないか?と思うわけです。

ゲームにとってのテーマとは

このゲームに関しては”ゲーム”としての単独の側面より、”アニメのゲーム”という商品的側面のほうが強く感じるんですよね。

今日ゲームデザイナーの方に聞いたらかなり初期の段階からアニメと一緒に作っていたようです。

なのでアニメありきのゲームということで、その感じ方で間違っていないと思っています。

 なのでこのゲームはこれで良いと思う。

けどその一方でこのゲームのシステムがとても好きなので「もったいないなぁ」とも思ってしまうわけです。

ゲームって一人で遊ぶソリティアというカテゴリーもありますが、基本は誰かと一緒に楽しむ物だと思っています。

一緒に遊ぶ上でテーマが共有できるかどうかはとても重要だと思っています。

またテーマの役割は小説や映画、ドラマは物語として中核にあたるものですが、ゲームにおいてのテーマの役割というのはゲームシステムを楽しむための導入をスムーズにする一部品だと思っています。

なので”ゲーム”と”アニメのゲーム”というのはテーマの役割が異なり、純粋に”ゲーム”を求めているプレイヤーにはそのずれが違和感を起こしているのだと思います。

最後に

とここまで、書いてきましたが、単なる愚痴です。

そして今後もボードゲームに人気があり続けアニメタイアップが出る場合は何かモヤモヤするのだろうなぁ。

ぐずぐずの最後ですがこんなところで

ハコオンナ インスト用原稿

※2016年11月3日に更新しました。

導入部分(テーマ概要&システム概要の説明)

あなた達は『ハコオンナ』が住むと噂される洋館に迷いこんだ訪問者です。

この館から脱出する、または『ハコオンナ』を倒すことができればあなたた達の勝利です。

全員が『ハコオンナ』に捕まり『箱男』にされてしまうか、勝利をあきらめた時点で敗北になります。

(ここでマップタイルを適当に組みチップを乗せてください)

ゲームの基本は洋館の中を探索してこのようにチップをめくって脱出や討伐にに必要なアイテムを探していきます。

(チップを適当にめくりながら説明してください)

ただしこの物陰に『ハコオンナ』が潜んでいるかもしれません。

よく考えて探索をしましょう。

コンポーネントと手番の説明

まずは玄関以外のマップタイルを裏にして一人ずつめくって洋館のマップを作ります。2階と地下室以外はドアとドアが繋がるように繋げていきます。

マップができたら訪問者は自分の色のトークンと箱男チップ】を受け取り、トークンを玄関に設置します。

チップと勝利条件の説明

チップの説明

チップの種類を説明します。

【ハコオンナチップ】の初期配置は″″と書いてあるマップパネルにしか置けません。ハコオンナも移動するので、以後はどこに潜んでいるかわかりません。

【ハコオンナチップ】をめくってしまった訪問者は箱男チップ】となり【ハコオンナチップ】の上に裏面で重ねます。以後箱男はハコオンナ側としてゲームを続けます。

ここで勝利方法の説明

具体的な勝利方法は3つです。

  1. 弱点のアイテムでハコオンナを倒す。
  2. メリーさん人形を亡骸に手向ける。
  3. ダイヤル式金庫の番号を見つけて中の鍵束を手に入れて脱出口を見つける。

【勝利方法その1】弱点のアイテムでハコオンナを倒す。

弱点のアイテムでハコオンナを倒すには、チップをめくって弱点のアイテムを手に入れる必要があります。

ネットの噂では【ガソリン】【白木の杭】【錆びた鎖】とありますが、実際にハコオンナを倒せるのはこの内のどれかひとつです。

チップの中にネットの噂を否定するヒントがあるので、それらを手にいれながら弱点のアイテムをハコオンナがいると思うチップに使いましょう。

そこにハコオンナがいれば討伐完了となり勝利になります。

ただしそこにハコオンナがいなければ、アイテムは使われたチップと一緒にゲームから失われます。

 【勝利方法その2】メリーさん人形を亡骸に手向ける。

【メリーさん人形チップ】を、洋館のどこかにある【亡骸チップ】に使うことでハコオンナが成仏します。一番簡単な勝利条件ゆえにハコオンナ側も警戒します。

 【勝利方法その3】ダイヤル式金庫の鍵束を手に入れて脱出口を見つける。

【ダイヤル式金庫チップ】は書斎机の下が初期配置です。金庫の中にはどこかにある脱出口の鍵が入っていますが、鍵番号がわかりません。

鍵番号は1~6までの3桁の数字です(順番問わず)。

使われなかった鍵番号がヒントとして洋館のチップに紛れています。

番号がわかったら金庫がある部屋に行き、【ダイヤル式金庫チップ】をめくって番号を言ってください。

ハコオンナは金庫の番号を見て、その番号が正しければ【鍵束チップ】を渡してください。間違っていれば「違います」と告げて終了になります。

以上で勝利条件の説明となります。

ここからは残りのコンポーネントの説明をします。

【手記チップ】は、以前の訪問者の手記です。そこにはハコオンナの能力が書かれており、これが明らかになることでハコオンナの能力が解放する条件の1つを満たします。

ここでハコオンナの能力説明。

ハコオンナには特殊な能力があります。

チップを動かすもの、ハコオンナが動くもの、嘘が付けるもの、訪問者の行動を妨げるもの、入手したチップを奪うもの、メリーさんを持っているとハンデになるもの、同室にいるだけで箱男にされてしまうものなど、能力は10種類あります。

最大2つまでストックでき、2つ同時に発動が可能です。

ゲーム開始時に1つ能力を得ます。

能力には危険度によってA~Cまでランクが決められています。凶悪な能力は危険さゆえに能力の入手や使用に追加の条件があります。

また能力によっては訪問者のターンに発動できるものもあるので要注意です。

ハコオンナの能力の条件

  1. 入手時、能力の【手記チップ】が出ていること。
  2. 使用時、より凶悪な″A″の能力は、明らかになった【手記チップ】の合計枚数が規定数を越えていること。

ハコオンナは″叫ぶ″事で居場所(今いる部屋)をさらすのと引き換えに【能力カード】の山札から一枚めくることが出来ます。

既に【手記チップ】がめくられている能力であればハコオンナは能力を手にします。

また能力カードの一番下には特殊なカードが入っています。

この【ゼツボウノジカン】を引くと、入手条件を無視してその次の能力カードを入手することができます。

次に【訪問者アイテム】の説明

ハコオンナに特殊な能力があるように、訪問者はゲーム開始時に【訪問者アイテム】を一枚選んで得ることができます。

それぞれ強い効果を発揮しますが、【演繹的推理法】以外の訪問者アイテムは、同室内にハコオンナがいた場合、箱男にされてしまうので使うタイミングは要注意です。

 ※ここで残りの【訪問者カード】をそれぞれ説明して選んでもらいます。

最後のアイテム【怪しい護符】【消火器】の説明

【怪しい護符チップ】は使うことでハコオンナの能力を一つゲームから除外することが出来る。

【消火器】【物音トークン】が崩れた時にハコオンナのターンをスキップさせることが出来る。

訪問者の行動説明

訪問者は【物音チップ】【物音トークン】を置くことで行動を起こせます。

【物音トークン】は5つ乗せきってしまうと、ハコオンナのターンに移ります。

5つ乗せきった場合、赤いトークンが4つ目に繰り上がります。以降も5つ乗せきるたびに3つ目、2つ目と繰り上がり難易度があがるので、あえて5つ乗せきらないのも手です。

また黒い【物音トークン】に限り、パスすることが可能です。その場合は【物音トークン】を積まずに握ってください。

 起こせる行動は3種類です。

  1. 部屋内のチップをめくる。
  2. 部屋を移動する。
  3. アイテムを使う。

洋館のあちこちにチップが置いてあり、それをめくって見ることができます。

めくったチップ次第では入手することも可能です。

入手できないチップには四隅に釘で打ち付けたようなマークがあります。

詳しくはシートをみてください。

(といって「チップ一覧」のシートを渡してください)

自分と同じ部屋にいる訪問者にはチップを見せることや渡すこともできます。

入手したチップは他の部屋にいるプレイヤーに口頭で話すことも出来ますが、ハコオンナも聞いているので考えて話をしましょう。

 

ハコオンナの手番説明

ハコオンナの行動は下記の4つです。

  1. 叫ぶ
  2. 能力のセットor回収
  3. 能力の発動
  4. 移動

【3.能力の発動】と【4.移動】の間は、訪問者は目をつむってもらいます。 

またどの行動も″しない″可能性があります。

その上で『ハコオンナ』がどんな行動をとったのか想像しながらゲームを進めてください。

以上でインストを終了します。

 

※これはインストしたプレイヤーが『ハコオンナ』役をやる前提でのインスト資料です。

ボードゲームのインストについて

ボードゲーム会を開くとき、主催者やボードゲームの持ち主にゲームのインストの役割がついてまわります。

そこで説明書を広げて最初っから読み上げるのは非常に恰好悪く、参加者にも伝わりにくいです。最悪ゲームの印象も悪くなる場合もあり得ます。

 

なので私は概要や全体の流れがイメージしやすくなるようにインスト用の資料をあらかじめ用意するようにしています。

今日は自分なりのインスト資料を作るときに気を付けている事を書きたいと思います。

 

インスト資料の構成

  1. テーマの概要
  2. 勝利条件
  3. コンポーネントと手番

上記の3つの順番で説明することが多いです。

これは参加者のメンタルモデルを意識して、イメージがしやすい抽象的な情報から始めて、具体的な情報にシフトするようにしています。

また参加者には最初にイメージを抱くことで、次の情報を事前に推測しやすくなります。

 

1.テーマの概要

これは『パンデミック』を例にあげると「世界に蔓延したウィルスに対するワクチンを作って世界を救うゲームです。」といった感じで、世界観や物語的なテーマを説明します。

テーマを知ることで参加者は自分なりのゲームのイメージの土壌ができ、次の勝利条件も理解がしやすくなります。

また厄介なのが海外のゲームによく見られる”テーマはあるのだけれどゲームのシステムとテーマが合致していない”ものです。

これはアブストラクト同様に省くか、さらっと一言で済ます場合が多いです。

(例:ケルトなど)

 

2.勝利条件

勝利条件の説明は”1.テーマの概要”と一緒に説明ができてしまうこともあります。

同様にパンデミックを例にすると「同じ色の手札を5枚集めて基地に行くことでワクチンを作ることができ、ワクチンを4つ作ることで勝利となります。」といった感じです。

ただし勝利条件を説明するためにコンポーネントの説明が必要な場合も多くありますが、「カードを集めるための条件は後程あらためて説明します。」などと仕切り直しを宣言してしまえばよいと思います。

参加者が勝利条件すなわちゴールを理解していれば、この後の複雑なコンポーネントや手番の説明も推測が働き、理解がスムーズになります。

 

3.コンポーネントと手番

さてここまでで参加者はテーマを知ることで”世界観”をイメージでき、勝利条件を知ることで”ゴール”が見えました。

これで参加者の理解の土壌ができたので、ようやく複雑で細かいコンポーネントと手番の説明に移ります。

ここの説明が一番難しいです。またやるゲームによっても何から説明すればいいかが変わってきます。

今までの経験上、手番よりもまずは”よく使用するコンポーネント”から説明すると、理解を得やすかったです。

だいたい下記の流れで説明します。

 

3-1よく使用するコンポーネント(ボード>トークン>カードの順番)

3-2手番で行える行動

3-3行動説明の中で利用頻度の低いコンポーネントを説明

 

手番の説明は山札をめくったりダイスを振ったり、実際にプレイしながらやると理解しやすいです。

この説明が終わるとインストも終了です。

 

最後に

インストで重要なのは”全部を説明しない事”です。

事細かに説明をして冗長になるよりも、シンプルに概要だけ理解してもらった細かいことは、遊びながら理解できれば良いと思います。

 

ボードゲーム会を開いてみよう!

更新情報:2016年9月18日追記

 

今日はちょっといつもと変わって「ボードゲーム会を開く」ことについて書きたいと思います。

普段は不定期に開催されている友人主催のボードゲーム会に参加することが多いのですが、まれに自分主催でボードゲーム会を開くことがあるので、そこで気が付いたことを書いていきます。

 

メンバーを集めよう!

まずはメンバーを集めるところから。

私はTwitterでメンバーを集めることが多いです。

Twitterの場合は「Twipla」が便利です!

それ以外ではボードゲーム専用のイベントサイト「BOARDGAMER'S HIGH」が便利そうです。(私はまだ使ったことがありません。汗)

フォロワーさんなりフォロワーさんのフォロワーさんぐらいまでで大体10人前後ぐらいまで集まるので2卓ぐらいまでで大体締め切ります。

人数が10人を超えると全員で遊べるゲームがなくなること、またゲームのインストやサポートができる限界として2卓ぐらいかな、と思っています。

場所と相談して決めましょう。

 

日付を決めよう!

メンバーと合わせて日付を決めます。

日程を決めうちするのもいいですが、候補日をいくつか提案してアンケートを取るのもいいと思います。

Twipla」はデフォルトでアンケート機能があるので便利です。

それ以外ではGoogleDocsでアンケートを取るのもよいかと思います。

 

場所を決めよう!

最後に場所です。

住んでいる自治体(市区町村)で貸している会議室を使うのが安くてお勧めですが、自治体によっては登録が大変な場合もあります。

そういう場合はボードゲームカフェを利用しましょう。

最近都内で増えているのでいろいろ調べてみてはいかがでしょう。

秋葉原は電源系も含めるとかなりの数があるのでお勧めです。

大体1月前であればどこも予約が取れますが、運が悪いと場所の確保ができない場合もありますので、日程と合わせて場所の予約をしておくのをお勧めします。

お勧め店舗

イエローサブマリン

Role&Roll Station - R&Rステーション秋葉原店

AKIBAトイ&ラウンジ (@akibatal) | Twitter ←最終手段

 

その他

準備するものとしておやつは用意しておきましょう。

ボードゲームは意外と頭を使うためお菓子を用意しておくと気分転換にもなります。

適当に配れる大入りの袋菓子が何種類かあると小分けにしやすいのでお勧めです。

特に個別にパッケージされているお菓子(カントリーマームなど)は手も汚れずに食べやすいです。

またおやつを乗せるように紙皿もあるといいです。

それ以外では手がふけるようにウェットティッシュゴミ袋(お菓子を買った時の袋でOK)、ゴミ袋をテーブルにつけるテープ(マスキングテープがおすすめ)があると便利です。

 

それ以外では、椅子とテーブルではなく、座敷に座椅子のタイプのフリースペースを使ったときに言われたのが、女性がスカートだと気を遣うとアドバイスをされたことがありました。

「なるほどなぁ!」と男では気づけない視点だったので、今後もボードゲームを主催したときは、打ち上げなどでいろいろと意見を聞きたいと思います。

ハコオンナ 感想

秋葉原イエローサブマリンでやっていた試遊会で『ハコオンナ』プレイしてきました。

・ハコオンナのインストについて→ハコオンナインスト用原稿

・ハコオンナ役をやるときのコツについて→ハコオンナプレイヤーのコツについて

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このゲーム、実は既に買って持っていたのですが、きっと「買った人はハコオンナ役ばかりになりそう、、、」と思って訪問者としてのプレイをしたくて参加しました。

 

ゲームの概要

とある家に閉じ込められた訪問者が、その家に住むハコオンナの魔の手から逃げつつ脱出を試みるホラーゲームです。

訪問者は家の中の様々なアイテムを調べて脱出のヒントを探していきます。
ハコオンナの弱点、脱出のカギが入っている金庫の番号、メリーさん人形と様々なヒントが入っている代わりに、過去の訪問者の残した手記によりハコオンナが能力を開放してしまったり、最悪ハコオンナがいた場合は箱男にさせられてしまいます。

と、リスクを常に背負うプレッシャーと向き合いながらハコオンナと訪問者で読みあいを楽しむゲームです。

 

製作者:EJIN研究所(デザイナー:江神号さん)

プレイ人数:3人~5人

ゲーム時間:45分~

公式サイトハコオンナ

 

ゲームの感想

ホラーというボードゲームとしては非常に難しいテーマを、非常にうまく再現したゲームだと思います。
どことなくファミコンの「スィートホーム」を彷彿とさせられます。
タイルをめくる瞬間は「ハコオンナだったらどうしよう」という怖さ(=プレッシャー)があり、まためくって違った場合の「ホッとする」安心感はよくできています。

最初の印象ではもっと理詰めの印象でしたが、実際やってみると「相手が最初ここに居てこっちに来るだろうから、今この部屋のどこかにいるんじゃないか?」
という感じで相手の心理を読むゲームでした。

さて、細かいデザインについてですが、
まずは独特な”物音チップ”についてでしょうか。
半球形の凸が付いたチップの上に木でできた円形のトークンを崩さずに乗せれたら手番となります。
これが良くできていて2個ぐらいまでは比較的容易に乗せていけるのですが、3つ目以上が傾斜と荷重でいっきに崩れやすくなるから気を付けて乗せていかなければなりません。
この緊張感こそが、このゲームがホラーの再現であると思う。
ホラーの恐怖感を細かい手作業の緊張感で代替えするのは本当に上手いデザイン!

全体の難易度について、ハコオンナの能力が使えない前半はある程度の安全が守られた状態で進められるが、手記が展開することでハコオンナが能力を得て凶悪になっていく後半で一気に追い詰める感じもホラーとしてよくできている。
特に自分以外すべてが箱男にされた時の絶望感が半端ない。っていうか詰んでる?w

最後にこのゲーム、ハコオンナにやられても箱男としてゲームが継続します。
自分がプレイしたときは3ターンぐらいでさっくりやられてしまい、ほとんどハコオンナサイドでの気持ちでやってました。w
箱男になるとやれることが少なくて移動ぐらいなもんですが、ハコオンナのターン中にハンドサインだけで意思を伝えたりとか意外と面白かったです!

個人的にはとてもおすすめなゲームです!

まとめ

評価:A

個人的には心理の読みあうゲームがあまり好きではないのですが、これは非常によくできていて総合評価は高いです。

テーマがホラーなのは好き嫌い分かれそうですが、珍しいかつテーマの再現性が高いのも高評価です。

 コンポーネントもコンパクトにまとまっていて収納性も高く、何よりアートワークが素晴らしい!

値段も2,800円(委託ショップで購入した金額)と安価でCPは高いと思います。

※2017年1月23日追記:2版以降はチップがPP加工になったため3,000円になったようです。

あとはハコオンナの能力が幅広く同じ展開になりにくい事、マップやメンツで変化するので展開がパターン化しにくく、飽きにくいのも高評価です。

しいて問題をいうならば説明書が4枚あり、最初に見たときテキスト量に「う、、、」となりました。

これは1対多数の名作「惨劇RooPer」のようにマスター側とプレイヤー側でそれぞれの説明書を分かれているのですが、最初に読んだときはどれからどう読めばいいのかがわからずに、読むのをあきらめてそっと箱にしまいました。

※2017年1月23日追記:2版以降では説明書が新しくなりわかりやすくなりました。

 個人的にはとてもおすすめできるゲームなので、見つけたら買われることをお勧めします!

 

※以下はデザイナーさんに直接インストしてもらって気が付いたこと。
・金庫の番号は順不同
・物音トークンは自分が乗せたのが落ちても、それまでに積んであったものが崩れていなければOK!