ゴッドファザー(GodFather) 感想(レビュー)
浅草の喫茶『あかね』に置いてある『ゴッドファザー(God Father)』を遊ばせてもらいました!
『ゴッドファザー』と言ったら有名マフィア映画の金字塔です!
とは言え流石に古い映画なので、私も世代ではなく、大分前にレンタルして見た程度ですが…(^_^;)
日本語版も出ていないマイナーなゲームですが、喫茶あかねのマスターが日本語化されたとのことで遊ばせてもらいました!
箱絵が渋い!
ゲーム概要
映画のテーマ通りマフィアのボスとなりファミリーやチンピラに指示を出して街の支配を狙うゲームです。
ゲームシステムは、エリアマジョリティをメインにワーカープレイスメント+セットコレクション+競りという、欲張りな構成です。
ゲームは全4ラウンドの手番制。
1時間程度で終わるミドル級ゲームです。
4ラウンド終了時に、一番多くの金をトランクに納めていたプレイヤーの勝利です!
ゲームの中心となるアクションフェイズでは、プレイヤーは主に自分の手下(ワーカー)を配置して、そこの効果を獲ます。
手下は「チンピラ」と「ファミリー(幹部)」の二種類あります。
チンピラはシマの中のタイルに置いて「表の商売」のシノギを獲得をします。
ファミリー(幹部)はシマの境界線上のマスに置け、隣接するシマ全ての「裏の商売」のシノギを獲られる強力なコマです。
シノギで獲た「クスリ」「銃」「密造酒」「汚れた金」は、コストとして支払うことで手札のカードのミッションを達成します。ミッション達成の報酬として、それぞれの効果と金を得ることができます。
ミッションの効果には、邪魔なコマの排除や、手札の金をトランクに納めたりと4種類の色に別れた効果があります。
※ちなみに排除(殺害)されたコマは河に沈められます…(^_^;)
達成したミッションのカードはトランクにしまいます。ゲーム終了時、色毎に一番多くの枚数を持っていたプレイヤーはボーナスとして5金を貰えます。
またシマに一番多くのコマを置いていたプレイヤーは、そのシマを支配した証とし自分の色のコマをそのシマに置きます。自分が支配しているシマに他プレイヤーがコマを置くと、そこを支配している自分もシノギを獲られます。
ゲーム終了時、支配しているシマ1つで5金を獲ます。
あとはアクションフェイズ終了後、「警官」や「組合長」「市長」の買収フェイズになります。トランクに入っているお金を使って競りを行います。競り買ったプレイヤーはその役職のコマを受け取り、次のラウンドに使うことができます。それぞれ特殊な能力を持っているので、勝利点であるトランク内の金を使う価値は充分あります!
最後に手札をラウンド毎の規定枚数収まるように調整して、次のラウンドに移ります。
まとめ
評価:B+
こ、これは面白い!
地味だけど、中々にゲームのシステムの完成度の高い名作だと思いました。
原作テーマのあるゲームは、システムに特別な独自性がなくても、テーマの再現性とバランスが悪くないだけで、評価高まりますね。
気になる点としては、手札やトランクの中身など他プレイヤーの情報がほとんど無い状態でゲームが進むので、最終的に誰が勝利するか分からない点。
それなのにインタラクションが強めなので、ゲーム中に誰が有利そうなのか印象操作したり、自分が調子悪そうに見せるのも以外と重要でした。うーん、腹黒い人が勝つ感じ!(^^)嫌いじゃない。
ただしこれはゲームシステム外のメタ的な上手さに依るので、好き嫌いが出そうな気もします。(^_^;)
手番では、盤面から他プレイヤーの狙いを読んだり、自分の手札から最善手を考えたりと複雑な思考が味わえます。
とりあえず中々に珍しいゲームなので、遊びたい人はぜひ浅草の喫茶あかねさんに行って見てください。
きっとゲーム好きなマスターが、美味しい珈琲と『ゴッドファザーのテーマ』をかけながら説明してくれると思います(^^)
オススメ!!!!!