シティオブローマ 感想(レビュー)
ゲーム概要
タイルを配置して街を作るゲームです。
タイルごとに様々な効果があるため、どのタイルを取ってどこに配置するのか悩ましいジレンマのゲームです。
全14ラウンドで1ゲーム1時間ぐらいで終わります。
タイルには生産力を上げる畑や、住宅、水道施設など様々な種類ごとに効果があります。
スタートプレイヤーから、タイルを取る優先順位を選んでいきます。
タイルを配置するには、タイルごとに規定された数のレンガの生産力が必要となります。
優先順位が早いと生産力が低く建築できるタイルが狭まり、遅いと生産力が上がり建築できるタイルの幅が広まります。
どのタイルを狙って優先順位を決めるかが、このゲームの肝の部分ですね。
まとめ・評価
評価:B-
まだ一度しか遊んでいないのと、遊んだメンツにも評価は左右されるので、下記は暫定評価です。
タイルで街を作ったり、タイルを選択する順番を決めたりするのは『キングドミノ』に似てますね。あとタイルの効果で得点条件を効果的に狙うのは『ふたつの街の物語』も似ているかと思います。
上記の2つに要素を追加して複雑さを増したたようなゲームですが、正直複雑になった分の面白さが増していないように感じました。
『キングドミノ』では「タイルを取る優先順位は、前のラウンドで価値の低いタイルを取ったプレイヤーから」とバランスが取れていたのに対して、『シティオブローマ』では、ラウンドごとにスタートプレイヤーから優先順位を選んでいくあたり、どうしても欲しいタイルが出ても手番が後ろだと取れないなどストレスを感じることが多かったです。
もう何度か遊んでみないと真価は分かりませんが、とりあえず一度遊んだ限りでは評価低めですね。
ダイスエイジ 感想(レビュー)
前からパッケージが楽しげで気になっていた『ダイスエイジ』を、ゲームマーケット2018秋の書泉さんの特売ブースで1500円で発見!
定価3500円ぐらいだったはずだから半額以下…?安すぎじゃないか!
という事で迷わず買って遊んでみました。
ゲーム概要
石器時代をテーマにした競りとセットコレクション要素を軸にしたダイスゲームです。
1プレイ30分、インスト5分程度のライトゲームです。
4ラウンド行い、最終得点の一番高かったプレイヤーの勝利となります。
手番では自分の大小のダイスを全て振って、出た目に応じた獲物(マンモスなど)のカードにダイスを配置していきます。ダイスの個数で競りを行い一番多く配置したプレイヤーが獲得します。(出目はどこに置けるかを表していて、置いたダイスの個数が競りの強さ。大きなダイスは1.5個分としてカウント。)
各ラウンドごと、早くダイスを置き終わったプレイヤーから、「小さなダイスを得る」「ダイスを置き直す」など特殊効果を得られるカードを選んで獲得できます。
ゲーム終了時には5種類の獲物が揃えたプレイヤーや、各獲物ごとに一番多く獲得したプレイヤーにボーナス得点が入り、最終的に一番得点の高かったプレイヤーの勝利です。
まとめ・評価
評価:B+
ダイスを振る楽しさと競り要素が上手く組み合った良ゲームです。
特に競りゲーム初心者にオススメです!
このゲームの良いところは、獲物を獲得できなかったプレイヤーのダイスが蓄積されて、そのダイスが一番多かったプレイヤー、すなわち「一番競りで負けたプレイヤーも獲物を獲得できる」ところです!
この敗者へのストレスコントロールがしっかりデザインされているって、実は凄い丁寧さだと思います。
一方、独特で斬新なシステムがあるわけではなく、『RA』など既に多くの名作競りゲームを遊んできたヘビーユーザーには「よくあるゲームのひとつ」になってしまうかもしれません。
そういう意味で「B+」としましたが、ファミリーや競りゲーム初心者が遊ぶのには最適なゲームかと思います!
死盤遊戯 感想(レビュー)
ゲーム概要
『死亡遊戯』をもじった通り、功夫をテーマにしたデッキビルティングゲームです。
敵を倒すことで新しい技を習得、すなわち強い”技カード”がデッキに加わります。さらに勝利ボーナスとしてデッキから出せるカードの枚数を増やしたり、追加ダメージを与えられるようになります。より強い敵を倒してデッキを成長させ、ラスボスを倒したプレイヤーが勝利となります。
敵を倒すためにはデッキからカードを引いて技を出していきます。ただし序盤に持っていた「ジャブ」「ストレート」などの弱い技は徐々に敵に効かなくなってきます。また、闘いを繰り返すことで攻撃のできない「疲労」カードも溜まってきてしまいます。
手札から攻撃として引けるカードの中に、効かない弱い技や疲労が入っているとダメージが通らなくなります。
そこで敵に「あえて負ける」必要があります。
敵に負けると、使用済みのカードから任意のカードを捨てることができます。なので「デッキに弱い技が残ってる」「疲労がたまってきた」場合は、あえて強い敵に挑み負けることで、より強いカードだけのデッキに強化していく事ができます。
負けてもさらにステータス強化のボーナスが貰えるので、意図的に負ける事が戦略的に求められます。
まとめ・ゲーム評価
評価:B
斬新さや派手さはありませんが、テーマの再現性も高く、シンプルで堅実さを感じる良くできたゲームだと思います。
敵を倒すとどんどん強くなっていくのが、わかりやすく楽しかったです。また意図的に負けることも必要なのが、面白いシステムですね。強くなりすぎると、逆に負けるのが難しくなって「負けるつもりが勝ってしまった…」となるのも楽しかったです!
ただ一方で同じ敵が多く存在しているため、プレイヤー同士での差別化があまり出ないように感じました。良くも悪くも、プレイヤー同士の絡みが薄いため、自分のプレイだけ気にしていれば良いのでプレイ中は余り気になりませんでしたが。(^_^;)
ただもう少し敵のバリエーションが多いと、プレイヤー同士で異なるデッキとなったり、取り合いの要素が増えてもっと楽しくなるように思えます。
でもこれくらいシンプルで良いのかも?
最後にコンポーネントが少しチープに感じました。カードが柔らかくて切りにくかったり、個人ボードも薄い紙でトークンが置きにくかったりと…。
もちろん少しでも安い価格でゲームを提供しようとするグループSNEさんの配慮だと思いますので、悩ましい部分だったと思います。
と、気になる点もありましたが、インストも簡単でサクッと遊ぶには、とても良いゲームだと思います。
例えるなら『交易王』ぐらいのライトなゲームなので汎用性は高いですね。
ゲームマーケット2018秋 2日目
初日の様子はこちら
2日目は初日より1時間遅い9時30分に東京ビックサイト到着。1時間遅い割には昨日ほどの人はおらず開場後スムーズに入場。
今日は目的が11時からのフリーマーケットのため、ゆっくり見て過ごす。
まずは四等星さんに行って新作『ママレード・クラブ』を購入!何年か前の『リビドー』を買ってからのファンです。しかしこのカードの量で1000円は安すぎないか?!と心配になってくる。(;^_^A
続いて以前一緒のゲーム会で遊んでいただいたことのある藤浪さんのコトノハゲームズで『オムそばすけっと』を購入。
また適当に歩いていると中古を販売しているブースで丁度欲しかった『宝石の煌き』が売っていたので購入。
そんなこんなで本日の目的であるフリーマーケットの整理券配布の時間に。行ってみるとフリーマーケット入り口あたりが人込みで大変なことに、、、。
外に待機列を作るとのことで移動するも、「整理券はここまで」と目の前で締め切りを食らう、、、。悲しい。
気持ちを切り替えて、ゲームマーケットのアンケートに答えてくじを引くもこちらもハズレ。続いてテンデイズゲームズのくじを引くもこちらもスカ。しかしスカとはいえ『FULL MOON』『ButtOnUp』という小箱ゲームをいただけたので大分お得!
次に万次郎さんのところで予約していた『ボードゲームクイズ ネクステリア』を引き取りに行く。クイズというよりボードゲームの雑学書として非常に凄い価値のある本だと思う。
ようやく13時となりフリーマーケットの一般開放。しかし人がすごい。ボードゲームが安く買える機会もなかなか無いので、みんな飢えてる!w
人がすごかったので目についた『おっぱい・おしり・サンシャイン』1800円をネタとして購入。うーん、遊べる日は来るのか?(;^_^A
そんなこんなで友人のS氏と合流し、会場を改めて流す。1人だと好き勝手見れる楽さはあるけど、誰かと一緒の方が見ていて楽しい。
1時間ぐらいして再びフリーマーケットエリアに行くと、大分客も減り殺気(?)も落ち着いていたので改めて突入!もう15時を過ぎて出展者さんの"持って帰りたくなさそうな雰囲気"を感じたので値切り交渉を行い『LOST CITIES(ボードゲーム版)』を2800円で購入!正直『ケルト』を持っているので必要はない(ボードゲーム版の『LOST CITIES』は『ケルト』のアメリカ版)のだけど、こちらの方がテーマが好みなので後悔はしていない!
ということで今年の秋のゲムマもこれにて終了!
ここ数年で我が家のボードゲームも収納をオーバーする量になったため、遊ばなかったり遊んでも一度きりになりがちな同人ゲームを買い控えていました。しかしその間に全体的なレベルがアップしていて面白いゲームも増えてきたなと感じました。
最近では、大手印刷所がシステムを模倣して出したりときな臭い事も増えてきましたが、それも規模が大きくなってきたことの証明だと思います。
これからもきっと大きくなっていくんでしょうね!また来年も楽しみです。
ゲームマーケット2018秋 初日
今年の冬もゲームマーケットの季節がやって来ました。
毎年来場者や出展者が増え、規模もどんどん大きくなってますね!まぁ、去年から年2回となり参加の負担も大きくなりましたが。(^_^;)
バスに乗り8時30分過ぎに会場到着。
例年通り朝は寒い。会場まで1時間30分ブランケットにカイロでしっかり暖を取る。
10時に無事入場!
最初に入り口近くのENGAMESさんで『wellcome to』が入荷しておらずで残念。
続いて本日の主目的のHobyJapanで『パンデミック着色駒セット』『コードネーム拡張』『カヴェルナ拡張』を購入。
その後はアークライトで『ファーストクラス拡張』を無事購入。最近のお気に入りだけど旬を過ぎた商品だったので拡張を買えたのは嬉しい!
購入で並んでいるときに『のびのびTRPGスチームパンク』と『ガンダム』のサンプルを拝見。
『ガンダム』は立体駒であって欲しかったなぁ。
早々に本日の目的達成!
後は予約品の引き取りだけなので、ゆっくり流す。
いつもお世話になっている浅草の喫茶『あかね』さんも載っている『ボードゲームカフェパスvol.2』も購入。前回は2冊買ったけど今回は一冊。
後は前から気になっていた『顧客が本当に必要だったもの』の説明を聞いたら友達のSEと盛り上がりそうだったので購入。
次に予約していた『たった今考えたプロポーズの言葉を君に捧ぐよ』を引き取りに行ったら予約引き取りの列が長くて、いったんスルーすることに。いや、予約でここまでとは凄い!
テンデイズゲームズさんで『テラミスティカ』の拡張がどこよりも安い4500円で売ってたので買おうか悩んだけど「その値段なら新作でゲーム買えるなぁ~」と断念。テラミ大好きなんだけど、周りの評価がイマイチなんですよね。(^_^;)
後はGPさんで特売の『カタン拡張』とポーカー用のコインを購入。丁度自作ゲームのコインが欲しかったので良かった。
ついでに会場の奥で売ってた『カタン攻略本』も購入。先日参加したカタン大会でボロ負けしたので少し勉強しようかと。(^_^;)
次はkurumariさんで安く売ってたテーブルに外付けできるコップ入れを購入。計4つ買ったのだけど、まとめて4つ1500円よりも3個1000円+1つ400円の方が安かった。Σ(ノд<)
入り口辺りまで戻ってきたのでいつも覗いている神田神保町の書泉グランデさんブースの特売品をチェック。ごそごそしてたら補充品に『ダイスエイジ』を1500円で発見!
定価4000円ぐらいするから73%オフです!
前から少し気になってたので、この安さは迷わず買っちゃいました!これは遊ぶのが楽しみだー♪
そろそろ落ち着いたころかと思って『たった今考えたプロポーズの言葉を君に捧ぐよ』を引き取りに。
ふぃー、朝から歩きづめで流石に疲れたので、午後一で帰ることに。
ちなみにお昼は国際展示場駅越えたところにあるニルワナムというインドカレー屋さんが1200円で食べ放題なのでオススメです!
ニルワナム 有明店 (Nirvanam) - 国際展示場/インドカレー [食べログ]
とりあえず今日の戦利品まとめ。
今日はここまで!明日に続きます!
ボードゲームをジャケ買いするゲーム
先日、友人と「ボードゲームをジャケ買い」する遊びをしました。
ようするに"ボードゲームのパッケージの表面だけを見て「面白そう」なゲームを買って遊ぶ"遊びです。
ルールは、下記です。
- パッケージの表面だけで面白そうなものを選ぶこと
- お互いが知らないゲームであること
- 実際に遊べること
名前を聞いたことがあるぐらいはOKで、日本語訳があることや、プレイ人数・プレイ時間が行えるもの、拡張など単体でプレイできないものはNGとしました。
とりあえずはボードゲーム中古の豊富な駿河屋秋葉原店に集合場所。
極力、余計な情報を見ないように棚から取ってパッケージ表面を見ていきます。
「これ面白そう」と思ったものはキープします。ある程度候補が出揃った段階で、お互いに見せあってレギュレーションに合っているか確認します。
そこから感想を言い合いながら絞り混みます。
そして、気になったものを購入し遊んでみます。
まずは友人の買った『登れナイト』。
長方形の箱が目を引くパッケージでしたが、開けてみると幼児向けのメモリーゲームで、この予想外さが楽しいですね!
カードに描かれたものと同じ形の鍵のトークンを探す協力ゲームなんですが、流石に大人がやると簡単すぎた。(^_^;)
少しアレンジすれば、大人でも遊べそうな可能性を感じさせるので、まぁ良しだと思います!
次に私の選んだ『チックトックの森』。
色々とファンタジー系のパッケージを候補に選んだなかで、イラストのレガシーさに安心感を感じこいつを選びました。
遊んでみたら、隠匿情報のあるセットコレクションのカードゲーム。
今回は二人で遊んだのですが、今度は4人ぐらいで遊んでみたいと思えるほど面白かったです。
最後は1200円と激安の中華ゲーム
中華料理をテーマにした拡大再生産ゲーム。
全体的には良くできていそうなのに、ちょいちょいテンポが悪かったり、バランス悪く感じたりと惜しいゲームでした。(^_^;)
これも少しルールを変えれば楽しめそうな予感はします。
という事で手前味噌ですが、手堅く選んだ『チックトックの森』が個人的には一番面白かったです。
まとめ
参加メンバーのマニア度合いにもよりますが、マイナーな作品になりがちなので、外れ率が高いのはしょうがないかな…?!(^_^;)
なのでクソゲーを手にしても楽しめる広い心が必要かも。
それでも普段なら遊ばないゲームと出会える楽しさや、自分の好みを拡張できる可能性もあるので、たまにやるには良い遊びだと思いました。
老師敬服 感想(レビュー)
道場を運用する拡大再生産&ワーカープレイスメント。「敬服」という他プレイヤーのアクションをコピーする行動を活かせるかが特徴の国産ゲーム。
何年か前の同人版のゲムマ発売前体験会で遊んで以来2度目のプレイ。
トークン入れなどコンポーネントが豪華になりアートワークもより洗練された印象。
久々!と思いプレイするもボロ負け…。
ゲームのシステムはとても良く出来ている印象だったんですが、どうにもバランスに理不尽さを感じてしまった…。
敗北の原因を考えてみると、もちろん自分の戦略が最適でなかったのは前提としてあるが、プレイの順番とキャラクターの能力が組み合っていなかったと思われる。
自分のキャラクターは、初期リソースが多いものの生産力が弱かった。他のプレイヤーは「金2」「酒2」と初期から生産力が高いものがあれど、自分にはなく「敬服」が得られにくい。
しかも5人プレイで全5ラウンドのゲームで最後の手版だと、最初のラウンドが最後、最後のラウンドで最初手版と有利不利が著しく感じられた。
最初は皆出来ること少ないから手版の有利不利が弱いのに、最後のラウンドで手版が最初は「敬服」の旨味を活かせず本当に辛い!
これはあくまで5人プレイ時に発生する現象だけど、もう少しバランスとって欲しかったなぁ…。
まとめ
評価:B-
良くできたゲームですが、キャラクターごとに能力が違うなら、もう少しバランス調整して欲しかったと。(^_^;)
特に5ラウンドと短めで後からの調整も間に合わず不満ばかりが残ってしまった。
あとは2ラウンド以降に発生する武闘会が蛇足に感じられた。全般的に要素が多すぎて、そこまで手が回らなかった。
うーん、今回は本当に運が悪かったのもあるけど、もう少し納得したかったなぁ。
きっともっと面白いはずなので改めてプレイしたい。