カヴェルナ 感想(レビュー)
ウヴェ・ローゼンベルクの名作『アグリコラ』の流れを汲む重量級ワーカープレイスメントゲームです。
今回は農民ではなくドワーフになり洞窟を開拓をします。
『アグリコラ』が有名すぎるせいで影に隠れがちですが、間違いなく名作です!
ちなみに個人的主観として70%ぐらい『アグリコラ』です。
具体的には「収穫」「畑と農作物」「子作り」「家畜」など、ベースとなるシステムがほぼ一緒です。
大きく違う点は「進捗カードが無くなり、全てオープンな部屋タイルになった」「武器を作って探索ができるようになった」の2点です。
『アグリコラ』では進捗カードの引き運がありましたが、『カヴェルナ』は代わりとなる部屋タイルが全てオープンなので、より高い戦略が求められるようになりました。
その次の「武器を作って探索ができるようになった」が、今回一番の特徴的な要素です。
プレイヤーは「鍛冶」アクションでドワーフ(ワーカー)に武器を持たせられます。武器を持ったドワーフは「探索」アクションで、その武器のレベルに応じた報酬(資源獲得・アクション)を得ます。
また選んだ「探索」アクションによっては1アクションで複数アクション分の報酬を得られるので非常に強力!
ただし「探索」アクションの数が限られているため、皆で取り合いになると必ずしも最善手とも言えないのが、とても上手くできてます!
まとめ
評価:A
これは『アグリコラ』より楽しいかも?!
運の要素がより薄まったのと、何より「探索」アクションが上手く使えたときの爽快感が最高!!
やってることはほとんど『アグリコラ』なんだけどね。
とはいえ、あくまで重ゲーに慣れた意見だと思います。ゲームに慣れてない人にはちょっと重すぎて辛いかも。(^_^;)
特に部屋タイルが全てオープンになった分、かなり情報量増…。
対応策として、部屋タイルの一覧を人数分用意したら、他プレイヤーのダウンタイムに目を通せるようになって、ルールの理解促進・ストレス緩和に繋がりました!
万人にはオススメできないけど、重ゲー好きには一つの終端になる作品だと思います。
オススメ!!!!!