アナログゲームラボvol.2 その2
『アロログゲームラボvol.2 その1』はこちら
アナログゲームラボvol.2 その1 - なゆひにボドゲ雑記
2日目の今日は友人と待ち合わせて遊んできました。
まずは『ワンナイト新郎』です。
どこかで似たような名前を…?
と、タイトルからどんなゲームか察することができますね。w
『新郎』『新婦』『仲人』のチームと『元カノ』『元カレ』のチーム、『ユニ男』というチームに別れて正体を予想、最後に自分が誰と組むと得なのかを予想して指定、お互いに指定したプレイヤーの役割の組み合わせでチームに点数が入ります。
これはシンプルながら状況から得られる情報を元にお互いを信じあうゲームでとても面白かったです。人狼よりも嘘をついたりの罪悪感的ストレスも薄くライトに楽しめます。
次は『タイムボム』の海外でアレンジされたゲームです。
これまた招待隠匿で探検者と先住民に別れます。手札のカードには『宝物』『通路』『罠』の三種類があります。それらを手札として配り、プレイヤーは自分の手札を確認したらシャッフルして場に伏せます。その際に手札にどのカードが何枚あったかを話すことができます。スタートプレイヤーは他のプレイヤーの話を参考に場札から一枚選びめくります。規定ターン内に探検者は『宝物』を全て見つけたら勝利、『罠』が二枚めくられた、もしくは『宝物』が全て見つけられなかったら敗北となります。
これは面白かったですね。説明も簡単で1ゲーム15分ぐらい。何回もやる中毒性は無いですが少しやる分にはとても良いです。
アートワークも綺麗で品の高さを感じました。
その他にもクトゥルフ版もあるようですが、これらは海外販売のみという事で、日本では『タイムボム』を買いましょう。w
『タイムボム2』もあるようでこちらも気になるところです。
あとはEJIN研究所さんで『ハコオンナ』の第二版で変わった部分を教えてもらいました。チップがPP加工されていて傷が付きにくくなったそうです。また説明書も大きく変わって分かりやすくなったみたいです。
そして初版の『ハコオンナ』のチップが傷ついてしまった場合、交換も可能とのことですが、うーん申し訳ない。
第二版ももうひとつ買おうかなぁ…。
最後に散々迷いつつも″ゲームの殿堂″さんのブースで『あの旗…』を購入。このゲームの説明はまた後日!
そんなこんなで友人とロール&ロール、駿河屋、イエサブを巡って神田でゲムマ秋の打ち合わせをして解散。
今週もボードゲームを満喫した楽しい週末でした!
アナログゲームラボvol.2 その1
今日は浅草橋まで『アナログゲームラボvol.2』に行って来ました。
最近はボードゲームイベントも大型化してきているので、こういう学校の教室ぐらいの大きさでやるゲーム会もむしろ落ち着いた雰囲気があって良いですね!
いくつかゲームを遊ばせてもらったので感想をまとめます。
先ずは『ヤオチュー』。
これは麻雀をそのままコンパクトにしたゲームです。数字牌の2~8をオミットして字牌はそのまま。手札は7枚で役を作っていきます。
感想としては麻雀をお手軽に短時間でやれるのは良いですね。
ただし普通の麻雀と比べるとコンパクトにまとまっている分、奥深さもシンプルになっているように感じてしまいました。
既存ゲームのシンプル化は、シンプルながら同じ程度の面白さを求められてしまうので厳しいですね…。
麻雀はアブストラクトなので、何らかのテーマを与えて麻雀感をあえて消すのもありかと思いました。(それはドンジャラがそうか…苦笑)
あとは牌をパチパチ鳴らす麻雀のあの牌の音の心地よさも、またゲームデザインなんだと改めて思いました。
次は『バベル』です。
カードを積んで塔を建てるゲームです。
インストしていただいた方の言葉を借りると″正体隠匿系の『キャプテンリノ』″。うん、分かりやすい!(笑)
これはシンプルで面白かったです。
″建築家″達の中に一人もしくは二人の″狂人″がいて塔を崩そうとしてきます。無事に塔を八階層まで建てられたら建築家の勝利です。
各人には二枚を組み合わせて床になる床札を配られます。床札には1~5までの数字が振られています。
床の上には同じ番号の壁札をのせることになります。番号によって壁の大きさが微妙に違うため同じ、もしくは近い床札で床を作るのが塔をたてるコツです。
手番の人は手札から一枚床札を公開し、その他のプレイヤーは公開された札の数字を見て手札から一枚選び良いカードなのかどうかを宣言し裏にして置きます。
例「これはオススメです」「望んでいるものと近いものです」
狂人はブラフで宣言しても良いです。
手番の人は他のプレイヤーの置いた床札から一枚を選んで公開し、自分の公開した床札とを組み合わせて壁の上に崩れないようにのせます。更にその上に壁を乗せきれたら次の人に手番が移ります。
(その他にも細かい仕様がありますが割愛)
誰が信用できるかを見極めて誤差の少ない番号で組めるかが面白さですね!
問題点をあげるなら、狂人だったとしても崩さないように塔を組まねばならない事に矛盾を感じた事です。狂人がわざと塔を崩すこともできるので、故意でなく崩したときに微妙な空気になりそうな…。(-_-;)
とはいえ協力型のルールなど、遊び方も幅があり楽しかったです。
ゲムマ2016秋に買えるみたいなので興味あるかたは調べてみてください。
最後は『ダイスジャーvsサイコロン』です。
素敵なアートワークに豪華なコンポーネントで、さらに自分好みのSFがテーマと、試遊しているのを見て一番気になった作品です。
基本は将棋のような一対一の対戦陣取りゲームです。
宇宙船を動かして戦闘しては基地をたてたり戦艦ドックをたてたりしながら占領を目指します。
ただ実際試遊させていただいたところ、自分の好みでは無かったようです。
待ちが強いゲームなので、勝つためには積極的な攻めが発生せず、結果戦略性が乏しくなること。
戦闘で相手の宇宙船を大破させても次のターンでノーコストで再建造ができてしまい倒した満足感やメリットを感じにくいこと。
一進一退がただただ続き、目に見えた進展がなく時間が消費されること。
この三点が性に合わなかったです。(-_-;)
ゲームシステムに矛盾は無いのですが、どうしても面白さよりも作業感を感じてしまいました。
うむむ、残念。
今日だけだと遊びきれなかったので、また明日も遊びにいきます。
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『ハコオンナ』ハコオンナプレイヤーのコツ
※2016年11月25日「作戦」を追記しました。
何度か『ハコオンナ』をプレイして、ハコオンナ役を幾度かやった経験からトップ”ハコオンナ”を目指すための手記を残します。
訪問者プレイヤーのコツはこちら→訪問者プレイヤーのコツ
最初に取るべき能力は?
- No.4<モノガウゴク>
- No.7<ソノコガホシイ>
- No.2<スグニイクカラ>
- No.8<ワタシメリーサン>
【No.4<モノガウゴク>】は使用条件がなく、また使い勝手が非常に良いのでダントツでおすすめです。これを序盤から使えるか使えないかで訪問者側の難易度が変わります。楽しさのコントロールという意味でも持っておきたいです。
【No.7<ソノコガホシイ>】は同じく使用条件がなく、訪問者アイテムやチップを奪える非常に強力な能力です。この能力の本当に怖いところは、訪問者が何を持っているのかを把握できること、「弱点のアイテムをハコオンナに使う」「メリーさん人形を亡骸に手向ける」「鍵束を脱出口に」の勝利直前で割り込んで絶望に叩き込むことができることです。
【No.2<スグニイクカラ>】は使用条件として手記が3枚開いていることとゆるめの条件で、移動が2部屋分行えるため、実質ハコオンナがどこにいるか、どう動くかが特定できなくなります。フットワークが軽くなるため先回りをして重要なアイテムと入れ替わることや、待ち伏せが容易になります。ただし【No.1<アナタノソバニ>】を手に入れてしまうと下位互換であるこの能力の出番は減ります。
【No.8<ワタシメリーサン>】はメリーさんを持っていないとあまり意味がないように思えますが、3つの勝利方法のうちメリーさんをささげる事を序盤からあきらめさせられるので全体を見るとコストパフォーマンスのいい能力だと思います。
おすすめの作戦
ハコオンナは基本”待ち”が基本スタイルですが、待つだけではなく工夫次第ではプレッシャーを与えることも可能です。自分がよくやる作戦を紹介します。
追い込み漁
ハコオンナがあえて”哭き叫ぶ”ことで訪問者を追い込み、待ち伏せしていた箱男で収穫する漁法。純粋に訪問者をビビらせたいハコオンナーや刺激がほしいハコオンナーにお勧めです!
書斎返し
書斎の足元は”ダイヤル錠の金庫”が初期配置されている場所のため、訪問者からしてみてもハコオンナが待ち伏せしていそうな最も警戒される場所の一つ。その心理を逆手に取り「モノガウゴク」を使ったと思わせて”密集した本棚の陰”で待ち伏せる作戦。今までの経験上、これで何人か収穫できました。
亡骸晒し
1Fホール(訪問者の初期配置)の”柱時計の振り子のうしろ”は、ほとんどの訪問者が確認する物陰であり、また亡骸はハコオンナが自由に配置できるタイルであるため、ここにあえて亡骸をさらすことで待ち伏せをする作戦です。ゲーム開始時に入手した能力が『ソノコガホシイ』『ワタシメリーサン』だった時の相性が良い。
これは序盤からスリリングな展開になる大技だが、ハコオンナとしてもハイリスクのため上級者向けの作戦。
※訪問者は最短3ターン目(11アクション)でメリーさん人形を使えるため、運次第ではハコオンナが積む可能性あり。
細かいコツ・テクニック
最初の1ターン目は叫ぼう
最初のターンは”怨”のどちらか、実際は玄関よりの手前にいることがほとんどで居場所は割れています。<ゼツボウノジカン>で手に入る能力を確認するためにもまずは叫びましょう!2ターン目以降も一方通行で居場所がばれているようであれば叫びつづけましょう。
オトモダチが出来たら叫ぼう
ハコオンナがいるところをのぞき込まれてオトモダチ(箱男)が増えた場合も居場所がばれているので喜びの声をあげよう。その後は箱男は泳がしつつ【亡骸チップ】など重要なアイテムが潜んでいる部屋に引きこもって叫び続けることもできます。
また気が付いた事があったら追記します。
ゲムマ秋作品体験会レビュー
秋葉原のイエサブで開催されたゲームマーケット2016秋発売予定の新作をいくつか体験してきたのでレビューします。
まずは『CODINCA(コディンカ)』。
http://freesia-enterprise.com/?page_id=2579
紫・緑・青・赤のタイルを入れ換えたり、裏返したりして四種類の形をクリアした人が勝利となる対戦パズルです。
トークンの質感が高級感あって、洋ゲーにしてはコンパクトなのが良いです。
ゲームとしても先を見通す戦略性や他プレイヤーとの駆け引きもあって面白いです。
また大胆な効果のあるスピリットカードの存在が単調になりがちなパズルゲームによい刺激を与えています。
ただし個人的にはスタートプレイヤー有利の逃げ切りが強くて少し気になりました。
あとは『nine titles』など他の対戦パズルと比べて3500円は少々高いかなぁ。
次はガーデンゲームさんの『トルトラレル』です。
これはシンプルな競りゲーム。特徴的なのは『鍵』と『篭』がそれぞれ単体では価値がないが2つで大量ポイント貰える所ですね。
この存在の価値をどう捉えるかがゲームの決め手です。
イラストが可愛くて雰囲気も良く上品さを感じました。ガーデンゲームさんはいつも女性に好まれそうな可愛いデザイン(意匠)なのにゲームはしっかりしている印象。
競りゲームは確率論と手札運で決まることが多く、あまり好みではなかったのですが、これぐらいの軽さで遊べるのなら良いと思います。
次はてぃ~くらぶさんの『ダンジョニング』です。
これは今回一番好みのゲームでした。
魔王vs勇者一行のマスターvsプレイヤー形式のゲームです。
魔王が魔力を溜めきる前に、勇者一行がダンジョンを抜けて魔王の間に入れば勝利です。
ダンジョンには様々なトラップや体力が回復する泉などがあります。勇者には様々な職業の能力があり、それを駆使してダンジョンに挑みます。
ファミコンのアクションRPGをやっているようでとても楽しかったです。
これは予約します!
最後にHOY GAMESさんの『老師敬服』です。
これは道場の老師となりリソース管理するワーカープレイスメントゲームです。
基本はよくあるワーカープレイスメントなんですが、特徴的なのは″敬服チップ″を支払うことで、他のプレイヤーのリソースを受けとる事ができる点です。
色々と考えることが多くて難易度は高めですが、とっつきやすいかと思います。
これはトークンやカードがこれだけ入って3500円は非常に安いのでは?!
これも予約します!
うーん、欲しいものが一杯ありすぎる!(苦笑)
ボードゲーム会 開催振り返り
昨日(2016年10月29日)、謎解きで知り合ったメンバーを中心に、普段遊んでいる友人二人にも参加したいただき、こじんまりとしたボードゲーム会を開催しました。
名古屋からの急遽参戦も含めて9名。
ゲーム会を開くに辺り『どのゲームであそぶかの選択』を中心に振り返りたいと思います。
さてある程度人数が揃ったところで、早速ゲームを開始。
最初は『ニムト』。
10人まで遊べるのとシンプルなルールで説明要らず、更に短時間で盛り上がれるというスタートには持ってこいのゲームです。
4ラウンド目にて、66を越えてしまい撃沈…。
開催者なのに威厳ゼロからのスタート。ぐぬぬ…。w
二つ目は『エセ芸術家NYへいく』。
『ニムト』で盛り上がったテンションを程よく落ち着かせ、またニムトとは違った楽しさで大人数で遊べるものとして選びました。
コンポーネントを使うのがもったいなくて(苦笑)、またプレイアビリティを考慮して落書き帳にカラーボールペンを用意しました。かさばりますが気軽さも増して良いかと思っています。
まずはマスターとしてテーマは″動物″、お題は″ゴリラ″にしました。付箋紙の内側にお題を書いて、外から見えないように折る。一つだけ答えが白紙のものを混ぜて袋にいれて引いてもらうのがやり易くてオススメです。
最初のラウンドではエセ芸術家を間違えてエセ芸術家の勝利(因みにエセ芸術家は答えがわかってました)。
2ラウンド目は、エセ芸術家にお題を決めてもらい参戦。
無事に引いたお題には″ライオン″。
顔の輪郭を描いたり、肉をくわえさせたりしたのですが、口数が多かったせいかエセ芸術家に疑われたりw
3つ目は『アニュビスの仮面』。
ここらへんで皆でワイワイ遊ぶのに加えて、少し難易度を上げていこうと思いこれを選びました。
これはVRを使ったゲームなんですが、今までにない体験ができるからか、受けが良かったです。
このゲームは馴れてくると情報のやり取りが洗練されて無駄がなくなるのですが、やはり初心者のパニクる感じは何度見ても良いものです。w
続いては二つに卓を割って『パンデミック・クトゥルフ』と『ハコオンナ』を入れ換えでやることに。インスト込みで2時間はかからないもので、それなりにちゃんとしたボードゲームを遊んだ満足感があるもので選びました。季節がら『キング・オブ・トーキョー』の拡張『ハロウィン南瓜の大決闘』も悩んだんですが、なくなく諦めました。
私は『ハコオンナ』のインスト兼ハコオンナ役として通して回すことに。
1回目は無事に全員をオトモダチ(箱男)にすることに成功したものの、2回目は初めてのプレイとは思えない演技に騙されてメリーさんを亡骸に手向けられてしまいました。残念!
うーん、やっぱりハコオンナは面白い。今年でた作品では一番かも。
そして時間は19時。休憩挟みながらとはいえさすがに思考能力が落ちてきたので、気楽に楽しめる『横暴編集長』を最後にやって20時に終了となりました。
因みに私の出した『ソードアート犯科帳』が選ばれて嬉しかったです!
その後居酒屋にて感想を聞いたところ、皆一様に満足できた様だったのでほっと一安心。
今回はダイスを振るゲームがなかったので、次は『王への誓願』あたりをもって行きたいな。
ボードゲームのスリーブについて
ボードゲームを遊ぶとき、お菓子を食べながらやることが多いです。
お菓子の油分が指先についてカードが汚れてしまうことがあると、カードの特定ができてしまったりプレイに影響が出てしまうのでカードはスリーブに入れることにしています。
ゲームによってカードのサイズが様々ですが私は『パーフェクトサイズ』のスリーブを常に用意してます。
パーフェクトサイズはスタンダードサイズよりも少し小さい64mm×89mmのため、入れるとピチピチな事が多いです。
スリーブが大きいと元の箱に収まらない事が多く、仕舞ったり持ち運んだりにかさばる事が多かったのですが、パーフェクトサイズなら収まる確率が高いのでオススメです。
ちょうど『ナンジャモンジャ』をパーフェクトサイズに入れてみたところ、無事に元の箱に収まりました。
厚みはどちらにしろ出てしまうので、これぐらいはみ出ます。
でも上箱で蓋をすれば大丈夫です。
ちなみに厚みに関してキャラメル箱タイプは残念ながら元の箱に入りません。
そういう場合はTCG用のデッキボックスがオススメです。
この場合、元の箱にも半分ぐらいガードを入れておくと強度が保てるので良いですよ。
ではでは