アナログゲームラボvol.2 その1
今日は浅草橋まで『アナログゲームラボvol.2』に行って来ました。
最近はボードゲームイベントも大型化してきているので、こういう学校の教室ぐらいの大きさでやるゲーム会もむしろ落ち着いた雰囲気があって良いですね!
いくつかゲームを遊ばせてもらったので感想をまとめます。
先ずは『ヤオチュー』。
これは麻雀をそのままコンパクトにしたゲームです。数字牌の2~8をオミットして字牌はそのまま。手札は7枚で役を作っていきます。
感想としては麻雀をお手軽に短時間でやれるのは良いですね。
ただし普通の麻雀と比べるとコンパクトにまとまっている分、奥深さもシンプルになっているように感じてしまいました。
既存ゲームのシンプル化は、シンプルながら同じ程度の面白さを求められてしまうので厳しいですね…。
麻雀はアブストラクトなので、何らかのテーマを与えて麻雀感をあえて消すのもありかと思いました。(それはドンジャラがそうか…苦笑)
あとは牌をパチパチ鳴らす麻雀のあの牌の音の心地よさも、またゲームデザインなんだと改めて思いました。
次は『バベル』です。
カードを積んで塔を建てるゲームです。
インストしていただいた方の言葉を借りると″正体隠匿系の『キャプテンリノ』″。うん、分かりやすい!(笑)
これはシンプルで面白かったです。
″建築家″達の中に一人もしくは二人の″狂人″がいて塔を崩そうとしてきます。無事に塔を八階層まで建てられたら建築家の勝利です。
各人には二枚を組み合わせて床になる床札を配られます。床札には1~5までの数字が振られています。
床の上には同じ番号の壁札をのせることになります。番号によって壁の大きさが微妙に違うため同じ、もしくは近い床札で床を作るのが塔をたてるコツです。
手番の人は手札から一枚床札を公開し、その他のプレイヤーは公開された札の数字を見て手札から一枚選び良いカードなのかどうかを宣言し裏にして置きます。
例「これはオススメです」「望んでいるものと近いものです」
狂人はブラフで宣言しても良いです。
手番の人は他のプレイヤーの置いた床札から一枚を選んで公開し、自分の公開した床札とを組み合わせて壁の上に崩れないようにのせます。更にその上に壁を乗せきれたら次の人に手番が移ります。
(その他にも細かい仕様がありますが割愛)
誰が信用できるかを見極めて誤差の少ない番号で組めるかが面白さですね!
問題点をあげるなら、狂人だったとしても崩さないように塔を組まねばならない事に矛盾を感じた事です。狂人がわざと塔を崩すこともできるので、故意でなく崩したときに微妙な空気になりそうな…。(-_-;)
とはいえ協力型のルールなど、遊び方も幅があり楽しかったです。
ゲムマ2016秋に買えるみたいなので興味あるかたは調べてみてください。
最後は『ダイスジャーvsサイコロン』です。
素敵なアートワークに豪華なコンポーネントで、さらに自分好みのSFがテーマと、試遊しているのを見て一番気になった作品です。
基本は将棋のような一対一の対戦陣取りゲームです。
宇宙船を動かして戦闘しては基地をたてたり戦艦ドックをたてたりしながら占領を目指します。
ただ実際試遊させていただいたところ、自分の好みでは無かったようです。
待ちが強いゲームなので、勝つためには積極的な攻めが発生せず、結果戦略性が乏しくなること。
戦闘で相手の宇宙船を大破させても次のターンでノーコストで再建造ができてしまい倒した満足感やメリットを感じにくいこと。
一進一退がただただ続き、目に見えた進展がなく時間が消費されること。
この三点が性に合わなかったです。(-_-;)
ゲームシステムに矛盾は無いのですが、どうしても面白さよりも作業感を感じてしまいました。
うむむ、残念。
今日だけだと遊びきれなかったので、また明日も遊びにいきます。
『アナログゲームラボvol.2 その2』はこちら