なゆひにボドゲ雑記

ボードゲームについてのあれこれの雑記です。

ラマ 感想(レビュー)

2019年のドイツ年間ゲーム大賞(Spiel des Jahres)ノミネート作品であり、ライナークニツィアらしい名作です。

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勝っても負けても楽しい運要素高めのトリックテイキングです。

ゲームの概要

何ラウンドか行いマイナス点が40点になったプレイヤーの敗けとなり、ゲームが終了します。

ゲームの準備

カードとコインを箱から出します。

コインは全員の手の届く位置にまとめて置きます。

カードの内訳は1~6の数字のカードとラマの描かれた7種類が各8枚です。f:id:nayuhini:20190728165720j:image

山札をシャッフルして各プレイヤーに6枚ずつ配ります。

山札を裏向きで中央に置き、一枚めくって山札の横の捨て札置き場に公開します。f:id:nayuhini:20190728165222j:image

最後にスタートプレイヤーを決めたら準備は終了です。

『ラマ』のルール

スタートプレイヤーから時計回りに手番を行っていきます。

手番では3つのアクションから、どれかひとつを行います。

  • 手札から1枚出す
  • 山札から1枚引く
  • 降りる(パスする)

基本は、手札からカードを出していきます。

手札からカードを出す場合、捨て札のカードと"同じ数字"または"1つ高い数字"だった場合のみ出すことができます。

"ラマ"のカードは、"6"または"ラマ"のカードの上に出すことができます。

また"1"は"ラマ"または"1"の上に出すことができます。

手札からカードを出せない、出したくない、まだ降りたくない場合に、山札からカードを引きます。

ラウンドの終了時に手札が負け点となるため、手札を引くのはリスキーな行動でもあります。

手札がまだ残っていても降りることもできます。

カードを出せず手札の合計値がそれほど高くない場合、山札から下手なカードを引くよりも降りた方が安全な場面もあります。

誰かが手札を全て出したか、全員が降りた場合、そこでラウンドが終了し得点の計算を行います。

手札の手札の合計分のチップを取ります。

ラマは10点です。

白チップは1点、黒チップは10点です。

手札を全部出して上がったプレイヤーは、ボーナスとして好きなチップを捨てることができます。

得点が40点を越えたらそのプレイヤーの敗けとなり、ゲームが終了します。

まとめ

評価:B

ちょっと大味ながらシンプルに楽しめる良いゲームでした。

運要素強めで勝ち負けをコントロールするのは難しいのかな?と思いましたが、サクサクと回しやすく何回か回せば均等化するので、あまり気になりませんでした。

そもそもパーティーゲームだから、そこまで勝ち負けは気にしないか(^_^;)

分かりやすく"何かが凄い"わけではないので、評価はちょっとおさえめにしました。

個人的には『ブウドゥプリンス』の方がジレンマの深さを感じて好きだけど、手札を出しきれたときがとても気持ちよさや、誰かがラマを出した時に「ラマタイムきたー!」と盛り上がれるのはとても楽しいです♪

軽くて盛り上れるカードゲームとしては超優秀なのでオススメです!!

バリエーションルール『ド・ラマ』

先日メビウスさんの紹介していた『ド・ラマ』というバリエーションルールで遊びました。

メビウスおやじ

中央に『ド・ラマ』となる何か目印になるものを置きます。

普通のラマのルールに加えて、最初にパスをした人が『ド・ラマ』を取ります。次にパスした人が出たら『ド・ラマ』を渡します。

そんな感じで、最後にパスをした人が『ド・ラマ』を持って終わります。

『ド・ラマ』を持っていたプレイヤーはチップを1枚返却できます。

そんなに大きくゲーム性は変わりませんが、パスの順番に戦略性が生まれて少しピリッと引き締まりますね!オススメです!