フェイ ルール&感想
プレイヤーは聖霊となりこの地に迷い混んだドルイド達を誘導させて儀式をさせます。
招待隠匿系陣取りパズルゲームです。
1つのスペースのドルイドを動かしてまとめていきます。まとめられたドルイドは儀式を行い得点を得ます。
ただし条件を満たしていないと、その儀式は崩壊し減点もしくは得点が無くなってしまいます。
自分の色を悟られないようドルイドを動かし、一番多くの得点がもらえるように立ち回りましょう。
ゲームの準備
ゲームボードをひろげます。
ボードは12の地域、地域は更に5種類のスペースで構成されています。
5色各12個のドルイド駒を全てのスペースに1つずつ置いていきます。
得点マーカーをボードの外周の得点トラックのゼロの所に置きます。
儀式カードは、書かれた数値順に5つの山を作りボードのわきに置きます。
儀式カードの上部には後述する"儀式"を行ったらボーナスが得られる地形が描かれ、真ん中には得られるボーナス、下部には"儀式"が失敗する地形が描かれています。(最後の5の儀式カードだけ、全ての地形でボーナスを得られます)
聖霊カードをシャッフルし1枚ずつ配ります。プレイヤーは配られたカードを確認し伏せます。
描かれていた聖霊の色がそのプレイヤーの色となります
これで準備は完了です。
ルールの説明
スタートプレイヤーから時計回りに手番を行います。
手番のプレイヤーは、1つのスペースにいるドルイド全員を他のドルイドのいるスペースに移します。
ただしドルイドが7匹以上いるスペースは動かすことができません。(ドルイドが7匹以上いるスペースに、他のドルイドが移動してくることは可能です)
また地域を隔てる"川"は渡れますが、"湖"は渡れません。
ドルイドを動かした結果、隣接するスペースに他のドルイドが居なくなってしまったドルイドが発生したら、そのドルイドは儀式を行います。(同時に複数の儀式が行われる場合もあります。その場合、任意の順番で儀式を解決します)
儀式とは
孤立したドルイドは儀式を行います。
儀式を行ったプレイヤーは、儀式カードの山から一番少ない数字のカードを受け取ります。儀式カードはゲーム終了時1枚1点になります。
次に儀式が崩壊したか判定を行います。
崩壊する条件は2つあります。
1:地形による崩壊
受け取った儀式カードの下部に儀式が崩壊する地形が描かれています。儀式を行ったスペースが同じ地形だった場合、儀式は崩壊し誰も得点を得ずに終了します。
2:ドルイドの種類による崩壊
全ての種類(5色)が居た場合儀式は崩壊し、1つしかない色はゲームから除外します。以降、得点計算に移ります。
儀式による得点計算
儀式を行ったドルイドの合計数が得点になります。儀式を行った色が一律同じ得点を得ます。
地形によるボーナス
受け取った儀式カード上部にはボーナスとなる地形が描かれています。儀式を行ったスペースが同じ地形だった場合、ドルイドはボーナスとして儀式カードの数値分の得点を得ます。
ゲームの終了と最終得点計算
ドルイドが動かせなくなった、もしくは儀式カードが無くなったらゲームは終了します。
プレイヤーは聖霊カードを公開します。その後、儀式カードの枚数分をボーナスとして得点に追加して最終得点が高かったプレイヤーの勝利となります。
ゲームの感想
評価:A
このゲームは『クランス』という名作ゲームのリメイクされたものです。長い間再生産が無かったのでこのリメイクは嬉しかったですね!
肝心の感想ですが、最近流行りのワーカープレイスメントや拡大再生産とは異なり「駒を動かす」だけのシンプルなアクションでレガシーな感じは否めません。ただし、シンプルながら大局を見通す力を要求される囲碁のような競技性の高いゲームだと思いました。
ゲームが進むにつれ盤面に流れが出来てくるので、それを如何に読むかが肝になります。
ここに最近の要素の多い複雑なゲームにはない大胆な醍醐味がありますね!
ドルイドは同じ色が2体いると5色揃ったときに強いが、その分儀式が行えるチャンスも減るといった表裏がまた良くできていて悩ましい。
一方、招待隠匿要素はそこまで強くないです。誰がどの色であろうとも自分の色を一番にするためにとる行動はあまり変わらないのと、誰であれ一番のプレイヤーは叩かれるので(^_^;)
とはいえゲーム終盤になると、他プレイヤーの行動も非常に重要になるためある程度のあたりをつけておくのは重要です。
またこのゲーム、途中の盤面を写真をとっておいて、後から感想戦をやるのがとても楽しいです。
という事で非常に楽しめるよいゲームでした!オススメ!!!!