なゆひにボドゲ雑記

ボードゲームについてのあれこれの雑記です。

テラフォーミング・マーズ インスト用サマリー

ゲームのテーマについて

このゲームは、企業となり火星の移住を進めるため地球化していくゲームです。

様々なプロジェクトを完遂させて、利益を得て地球化の勝者を目指しましょう。

ゲームの準備とコンポーネント説明

ゲーム盤とトークンについて

ゲーム盤を中央に広げます。

白いトークン3つを取り出して、ゲーム盤右側の『気温表』の”-30°C”の位置に一つ、ゲーム盤上部の『酸素濃度表』の”0”の位置に一つ、ゲーム盤の外周を覆う『地球化指数(TR)表』の”0”の位置に一つを置きます。

気温表』は最大値になることがゲーム終了条件の一つです。

気温表は『発熱トークンを8個消費することや、その他カードの効果などで上昇します。-24°C、-20°C、0°Cにはそれぞれボーナスが発生します。

酸素濃度表』も最大値になることがゲーム終了条件の一つです。

8のマスには気温上昇のボーナスが発生します。

金・銀・銅のトークンはお金(メガクレジット:MC)です。それぞれ金(10)銀(5)銅(1)の価値を持ちます。

全員の手が届く位置に置きましょう。

残りの透明のトークンは、各プレイヤーごとに担当の色を決めて、すべてプレイヤーの手元に置いておきます。

プレイヤーシートをプレイヤーに配ります。

プレイヤーシートには、左上から『メガクレジット(MC)』『建材』『チタン』『植物』『電力』『発熱』の各所持量と生産量を表します。

プレイヤーシートの中央に、生産量を表すエリア(背景が茶色の帯状)の各”0”の値のところに自分の色の透明トークンを置いておきます。

カード類について

企業カードについて

企業カードは”企業時代(上級者向け拡張ルール)”用のカード2枚をゲームから除外してから残りをシャッフルしてプレイヤーに2枚ずつ配ります。

(初心者ルールは初心者用企業カードを1枚プレイヤーに配ります)

プレイヤーは受け取った2枚から1枚を選び受け取り、選ばれなったカードは箱に戻します。

配られた企業カードに記載されている開始時の所持金や資源、生産値のボーナスを受け取ります。また最初に行うアクションが指示されていたらそれに従います。

プロジェクトカードについて

プロジェクトカードから赤丸に白三角の書かれたアイコンのあるプロジェクトカードを取り除いてゲームから除外します。

(赤丸に白三角の書かれたアイコンのあるプロジェクトカードは”企業時代”という状況車用拡張ルールで使います)

残りのプロジェクトカードはシャッフルしてプレイヤーに10枚ずつ配り、残りを山札としてゲーム盤の脇に置いておきます。

各プレイヤーは配られた10枚のプロジェクトカードから、1枚3MCを支払う事で任意の枚数購入することができます。

(初心者ルールは10枚すべてを無償で貰えます)

タイルについて

タイルは、青い『海洋タイル』と、表が緑の『緑地タイル』裏が銀色の『都市タイル』の2種類です。

青い『海洋タイル』は、ゲーム盤の右上の”海洋タイル置き場”に設置します。

残りの『緑地タイル/都市タイル』はまとめてゲーム盤の脇に置いておきます。

海洋タイルについて

全部で9枚あります。これがすべて配置されることがゲーム終了条件の一つです。

配置は12マスある海洋予定地(青みがかったマス)にのみ配置できます。配置したプレイヤーはTRを1つ上昇させます。

配置された海洋タイルに隣接するようにタイルを配置したプレイヤーは2MCを得ます。

緑地タイルについて

緑地タイルは可能な限り自分の配置したタイルと隣接するように置きます。緑地タイルを配置したらその上に自分のトークンを置き、酸素濃度とTRを1つ上昇させます。緑地タイル1つはゲーム終了時に1VPを得ます。

都市タイルについて

都市タイルは他の都市タイルと隣接するように配置はできません。(例外としてノクティス市が隣接するように配置される場合はあります)都市タイルを配置したら自分のトークンを置きます。ゲーム終了時、都市タイルに隣接した緑地タイルの数の分だけ1VPを得ます。

その他のタイル

その他にも特殊なタイルがあります。それぞれ関連するプロジェクトカードの指示に従って配置しましょう。

ゲームの開始について

これで準備は完了です。

スタートプレイヤーを決めたら、スタートプレイヤーマーカーを配ります。

ゲーム開始時に限り、後述する『カード購入フェイズ』は行わず『アクションフェイズ』から開始します。

ゲームの流れについて

ゲームはラウンド制になっています。

(このゲームでは各ラウンドのことを「世代」と呼びます)

ラウンドは大きく3つのフェイズに分かれています。

  1. カード購入フェイズ
  2. アクションフェイズ
  3. 収入フェイズ

ラウンドの流れ

1.カード購入フェイズ

スタートプレイヤーから順番に山札から4枚を引きます。

カードを確認したら、その中から1枚1MCを支払って任意の枚数購入することができます。(カードは購入しなくてもOKです)

2.アクションフェイズ

スタートプレイヤーから順番に行います。

手番には1~2アクションを行うことが出来ます。

アクションせずにパスをしたら、以降そのラウンド(世代)中はアクションを行うことが出来ません。

全てのプレイヤーがパスをしたらアクションフェイズは終了となります。

アクションについての詳細は別途後述。

3.収入フェイズ

まず『電力』のトークンを余剰資源として『発熱』に移します。

次にメガクレジット(MC)を地球化指数(TR)の値とメガクレジットの生産値を足した数だけトークンを受け取ります。

続いて『建材』『チタン』『植物』『電力』『発熱』の生産値の分だけトークンを受け取ります。

上記で1ラウンド(世代)が終了します。

スタートプレイヤーマーカーを左隣に渡して、新しいラウンドが始まります。

アクションについて

7種類のアクションから1手番に最大2アクションを行えます。

  1. 手札のプレイ
  2. 標準プロジェクトの実行
  3. 称号の得とく
  4. 褒賞の設立
  5. 青いアクションの使用
  6. 植物を緑地タイルへの変換
  7. 発熱を気温に変換
 手札のプレイ

手札からプロジェクトカード1枚を選んで、プレイ(場に出す)して効果を得ることができます。

カードは、必要なコストと条件を満たしていないとプレイできません。

コストはカードの左上、その右隣りに条件が記載されています。

(条件は無い場合もあります)

カードの右上には『タグ』と呼ばれるそのカードの属性が書かれています。

タグは後々カードの支払い条件や

コストの支払いは、そのカードに『建材』か『チタン』が書かれていた場合に限り、それぞれ支払いに使う事ができます。

『建材』はトークン1つで2MC、『チタン』は3MC分の支払いに使えます。

カードの効果には、即時で発揮するものと、継続的に効果を発揮し続けるものがあります。

使用したカードはカードの種類(色)によって対応が変わります。

赤色のカードは裏面にして伏せます。伏せるスペースを作りましょう。

緑色は緑色のカード同士、カードの上部が見えるように少し下にずらして重ねます。

青色は青色のカード同士、カードの上部とタグとアクションが見えるように大きくずらして重ねます。 

標準プロジェクトの実行

ゲーム盤左側に書かれた標準プロジェクトのいずれかを実行できます。

称号の得とく

称号の条件を満たしていれば8MCを支払うことで称号すなわち5VP(勝利点)を得ることが出来ます。称号は5種類ありますが、全員で3つまでしか取ることが出来ません。

褒賞の設立

1つ目は8MC、2つ目は14MC、3つ目は20MCを支払うことで褒賞を立てることが出来ます。褒賞は3つまでしか設立できません。

褒賞はゲーム終了時にその条件を一番満たしていたプレイヤーが5VP、次点のプレイヤーが2VPを得ます。(同点の場合は、同点になった全員がVPを得ます)

青いアクションの使用

青いプロジェクトカードと企業カードの一部に”青いアクション”と呼ばれる効果が記載されています。

赤い右向きの矢印が書かれている効果がそれにあたります。

”青いアクション”は、各ラウンド(世代)に1回だけ使えます。

※説明書には使用した証として「トークンを置く」と書かれていましたが、カードによっては微生物や動物の数を表すためにもトークンを乗せるため、代わりにタップ(横にして)して表すのをお勧めします。

植物を緑地タイルへ変換

植物の資源8個を緑地タイル1枚に変換して配置できます。

緑地タイルは既に自分のタイルがある場合、隣接する位置に配置します。

 発熱を気温に変換

発熱でたまったトークン8個を消費して、気温を1段階上昇させます。同時に地球化指数(TR)を1つ上昇させます。

ゲームの終了について

このゲームは、『気温表』『酸素濃度表』が最大値になること、および『海洋タイル』が9枚すべてが配置されること、の3つすべてが達成されると、そのラウンド(世代)の終了時にゲームも終了します。VP(勝利点)を計算して一番多かったプレイヤーの勝利となります。

  得点計算

ゲームが終了したら最後に得点計算をします。

まずは『地球化指数(TR)』が基礎点となります。以降のボーナスはこのTRに追加していきます。

褒賞』設立した褒賞ごとに1位が5VP、2位が2VPを得ます。

称号』ごとに5VPを得ます。

緑地タイル』の数VPを得ます。

都市タイル』は隣接する緑地タイルの数VPを得ます。

最後にカードのVPを加えます。

計算が必要なカードは後回しにして、まずは簡単に数えられるものから加えていくと計算が楽です。

これで計算は終了です。一番勝利点が多かったプレイヤーの勝利です。