ラミーキューブ 感想(レビュー)
イスラエル発の昔ながらのアブストラクトゲーム。
昔から興味はあったものの、家電量販店でよく見かけたので「今買わなくてもいいか~」と数年を過ごしていました…。ごめんなさい。
遊んでみたら、そんな自分をしかりつけたいぐらい面白かったです!
ゲームの説明
コンポーネント紹介
1~13までの数字の書かれた4色のタイルが2セットと2枚のジョーカーで構成されています。
あとは各プレイヤーに他のプレイヤーから見えないようにタイルを立て掛けるボードがあるだけです。
ゲームの準備
タイルを裏向きでシャッフルし、14枚ずつプレイヤーに配ります。
残りを積み重ねて、誰からも取れる位置に置きます。
ゲームの目的
手札のタイルが、全て無くなったら勝利します。
ゲームの流れ
手番制です。
手番プレイヤーは、「手元のタイルを場に出して役を作る」か「山からタイルを引く」のどちらかを行います。
役の作りかた
役は「ラン」と「グループ」の2種類があります。
「ラン」は同じ色で3枚以上の連番の役です。
「グループ」は全て異なる色で3~4枚の同番の役です。
プレイヤーは、まず最初に合計30以上になるような役を出さなければなりません。これは1つの役だけでも、複数の役の合計でもよいです。
その後は、アレンジと呼ばれる場に出ている役を利用した役の作り方が可能になります。
アレンジは、場に出ているタイルに自分の手元のタイルを付け加えたり、自分の出したタイルに他の役から持ってきたタイルを付けて新しい役を作ったりすることです。
一つのランやグループを複数に分割することも可能です。
ただし手番終了時に全ての役がランかグループの条件を充たしていなければなりません。
また場に出ている役は、誰が作ったかは関係なく全てがアレンジの対象となります。
ジョーカーはワイルドカードで、好きな色・好きな数字として扱います。
アレンジにおいてのジョーカーは、ルールが揺れており
手元のタイルで役を作れない場合は、山から新しいタイルを取り、手元に加えます。
ちなみに引いたタイルが場に出せるタイルであっても、その後出してはいけません。
(麻雀に慣れている人ほど、引いた後に出したがりますw)
まとめ
評価:A
期待以上に面白かったです!
アレンジの可能性が広くて、深い思考に没入するのが心地よい…。
無数の組み合わせから、奇跡の一手を見つけられたときは、もはや快感!
1ゲームが軽いから何回も続けて遊んでしまいました。(^_^;)
麻雀みたいだけど、役や得点計算の複雑さが無いので簡単に始められるのも良いですね。
ただし完全に理系のゲームなので、自分は好きだけど、苦手な人は苦手かもしれない。
とはいえ、ボードゲーマーなら持っていて損なし!
おすすめ!!!!!
スターウォーズ リベリオン 感想(レビュー)
プレイヤー人数:2~4人(2チーム戦)
プレイ時間:3時間以上
ゲーム概要
反乱軍と帝国軍のチームに別れて行う非対称対戦ゲームです。
帝国軍は、強大な軍事力を背景にマップのどこかに隠れている反乱軍の秘密基地を見つけて、壊滅させたら勝利となります。
反乱軍は、ラウンド数カウンターの末尾にある世論マーカーをラウンドマーカーと同じマスまで進めると勝利となります。
簡単に言うと「時間制限付きかくれんぼ」です。
反乱軍は時間内に見つからなければ勝利、帝国軍は時間内に見つけれれば勝利となります。
ただし、反乱軍はあの手この手で制限時間を短くします。
帝国軍は反乱軍のアジトを見つけた上で、壊滅させないといけないため、帝国軍は軍備を強化する必要があります。
ラウンドが進むごとに、帝国軍は"アジトがない場所"のヒントが得られます。
それによって反乱軍のアジトの位置を狭められますが、反乱軍もアジトを別の惑星に移せるので撹乱できます。
また両軍ともプロジェクトカードの効果を使って、様々な特殊行動を行えます。
それらを繰り返し、ゲームを進めていきます。
まとめ
評価:保留(帝国軍しか遊んでいないので)
帝国側で2回ほどプレイしましたが、これは難しいですね。
BGGで高評価ですが『STAR WARS』が好きな人の補正があるような気も…?
どうにも、帝国軍はあてずっぽうに潰していくだけで、戦略性が薄く感じてしまった。
またせっかく基地を見つけても、結局逃げられてしまうので、ラウンドが進んで追い詰めるまで、ただ無駄に追いかけっこしているように感じてしまう。
(反乱軍は「見つかるかも?」というスリルがあるから、楽しいかも!)
帝国軍は、前半はかくれんぼせずに軍備強化に専念したほうが良いような気がする。
あと、特殊行動をしようとしても、お互いに相手の邪魔ができる。
これ重要なインタラクション要素なんだけど、無駄に潰しあってどうにも不毛な感じがするのがよくない。また解決がダイスロールで運勝負になりがちなのも辛い。
またアメリカのゲームらしく、カードの効果の種類が多い。
そのため、相手がどんな行動が出来るのか把握が難しく、相手の行動に「あ…そんな事ができるんだ…」と対策ができない虚しさを覚える。
(これはお互いのカードの効果を一覧出来るようにすれば解決するかも!)
あと、2人用ゲームを無理矢理4人で遊んでいる感じも、気になる。
と、色々と気になる点が多かったけど、これはお互いの手の内を完全に把握できてから、グッと楽しくなるゲームなんだろうなぁ、と思いました。
改めてこのゲームを考えると「帝国軍:相手の位置を狭めつつ軍備を整えて、基地決戦に備える」「反乱軍:かくれんぼしつつ、裏工作を行う」と、同じゲームをやっているのに、全くプレイが異なるゲームなんですよね。
言い替えると、帝国軍は相手の位置を特定してからがゲームの本番で、反乱軍は特定されるまでが本番。
これ、帝国軍で相手を見つけられずに終わったときの虚しさが特に辛い。
負けたとき、反乱軍なら「頑張ったのに負けた~」となるのだけど、帝国軍は「よく分からないまま負けた…」となるのが辛い。
時間がかかるゲームだけに、余計辛い。
とは言っても、数日たつと「こうしておけば良かったのか!」と思い出して考えたりしているので、良いゲームだと思う。
あれだけBGGで点数が高いのだから、きっともっと面白いはず!
セーラームーンクリスタル ダイスチャレンジ 感想(レビュー)
プレイヤー人数:2~8
プレイ時間:30分
札幌の『FRIENDS』さんにて購入。
簡単なダイスゲームです。
プレイヤー人数が8人まで書いてあるわりには、ルールを読むと1vs1のタイマンであそぶゲームのようにも読める…?!けど、無理やり4人でプレイしてみました。
ゲームの概要
何ゲームか行って3ゲーム先取したプレイヤーの勝利です。
(一応5ゲーム遊んで3ゲーム先取したら勝利と和訳にはあった)
24人のキャラクターカードから一枚選びます。
カードの右上には、スターティングダイス、右中央にはリザーブダイス、右下にはスキルが書いてあります。
スターティングダイスの「1」は1面ダイスは無いので、専用のチップを使います。
キャラクターそれぞれで各種ダイスやスキルの性能が異なります。
プレイヤー全員、スターティングダイスに描かれたダイスを取って全部振ります。
手番プレイヤーは、自分のスターティングダイスを確認して2つの攻撃方法から選んで攻撃をしかけます。
- 自分のスターティングダイスを1つ選び、そのダイスより低い出目の他のプレイヤーのダイスを選んで獲得します
- 自分のスターティングダイスを複数選び、そのダイスの出目の合計値と同じ他のプレイヤーのダイスを選んで獲得します
ここで取ったダイスの面の数(出目ではない)が得点になります。
その後ダイスを取るのに使用した自分のダイスを振り直します。
これで基本的な手番は終わります。
スキルはダイスを振り直したり、ダイスを追加したり様々な種類があります。スキルによって使えるタイミングが異なります。
ゲームの終了
一人以外のスターティングダイスが無くなったらゲームが終了します。
獲得したダイスの面の数と、残ったスターティングダイスの面の合計値を2で割った値が勝利点となります。
勝利点の高いプレイヤーの勝利となります。
負けたプレイヤーは、リザーブダイスから1つ選んでスターティングダイスに追加します。
まとめ
評価:B
個人的な好みとはずれているけど、良いゲームだと思います!
この手の原作ありゲームは、いかに世界観とマッチしているかが重要ですが、キャラクターが敵味方24種類もいて、それぞれに合ったスキルを割りふられていて再現度高いと思います。
システムは軽いながら、ゲームはしっかり楽しめます。
面数の多いダイスは大きな出目が出る可能性がある代わりに、低いダイス目だと奪われてしまうため、攻撃に使うか防御のために取っておくか悩ましく、よくできています。
アニメをちゃんと見ていなくても楽しめるし、見ていればなお楽しめるゲームだと思います。
箱が大きいから中級~重量級を想像しちゃうと物足りなく思うけど、最初から軽いゲームだとわかっていれば問題ないかな。
コンコルディア 感想(レビュー)
プレイ人数:2~5人
プレイ時間:90分
ゲーム概要
2000年前のローマの経済発展をテーマにした戦略的なゲームです。
2014年の年間ドイツゲーム対象エキスパート部門ノミネートされただけあって非常に重いゲームになっています。
ゲームの説明
手番では、手札から1枚カードをプレイして、その効果を解決するだけです。
カードは9種類です。
手札の説明
- 護民官:使用済みのカードを手札に戻す
- 建築家:入植者の移動+家の建設
- 長官:属州の特産品の獲得および物品生産、またはお金の獲得
- 入植者:入植者駒の配置、またはお金の獲得
- 商人:お金の獲得、および物品の売買
- 外交官:他プレイヤーの直前の行動のコピー
- 元老院議員:手札の購入(2枚まで)
- 執政官:手札の購入(1枚のみ・追加コスト不要)
- 専門家:物品の獲得
ゲームの終了
ゲームは下記のいずれかの条件を充たしたら、手番を1回ずつ行って終了します。
- 場札の枯渇
- 家全ての建設
ゲームを終了させたプレイヤーは「コンコルディアカード(7勝利点)」を獲得します。
得点計算
得点は手札に書かれた6種類の神ごとに計算します。
- VEST(ウェスタ):物品を貨幣に換算し持っていた貨幣と合計。それを10で割った数につき1勝利点。
- JVPITER(ユピテル):家1個につき1勝利点(ただしレンガ都市の家は除く)
- SAVRNVS(サトゥルヌス):家を1個でも建てている属州1つにつき1勝利点
- MERCVRIVS(メリクリウス):生産可能な物品1種類につき2勝利点
- MARS(マルス):入植者駒1つにつき2勝利点
- MINERVA(ミネルウァ):専門家カードに示された物品の種類の都市に建てた家1つにつきカードに記載された勝利点を獲得
まとめ
評価:A
このゲームの面白いところは"得点方法"ですね。
ゲームの中心はボードの盤面なんですが、ゲーム終了後の得点計算時に手札の種類が大きく影響します。
これがとにかく複雑!
ゲーム中は盤面に集中したいのに、ゲームに一番重要なデッキビルティングにアクションと得点要素の2つが絡んでくる!いやー複雑すぎて頭が爆発しそうになる!
慣れないうちはあまり勝敗を気にせず盤面だけを考えるだけでもゲームが成立しますが、両方を両立して考えられるようになると爆発的に煩雑になり悩ましさが増します。
これは楽しめる人はめっちゃ楽しいけど、人を選ぶかもなぁ(^_^;)
また、誰が勝つか最後までわからない点も好き嫌い別れそう。
重ゲー好きは一度は遊んでもらいたい名作です!
拡張もいろいろ出ているので買ってしまおうかな?(^^;
ネビュラ 感想(レビュー)
プレイヤー人数:2~4名
プレイ時間:60分
ゲームの概要
ネビュラの谷は深い霧に覆われています。
プレイヤーは探検家を派遣して資源を探し、霧を晴らして道を作って遺跡に建設資源を運びます。
遺跡に建物を建てていき、開拓を進めましょう。
5個目の建物を建てたらゲーム終了、得点を計算し一番勝利点の高かったプレイヤーの勝利となります。
ゲームのルール
スタートプレイヤーから時計回りで手番を行います。
手番では2アクション行えます。
アクション
- 探検家を資源タイルの置いてあるマスに配置して、資源を湧かせる
- 霧マス・化石の森マスに草原タイルを配置する
- 遺跡マスに建設タイルを配置する
- マップ上の資源コマを建設タイルに輸送する
- コストを払い建物を建てる
探検家を資源タイルの置いてあるマスに配置して、資源を湧かせる
探検家コマを配置したら、資源タイルを獲得し裏向きで手元に置きます。
資源タイルの表面に、湧く資源の種類と個数、獲得時の勝利点が書かれています。
(資源は「麦」「石」「木材」「レンガ」「豚」の5種類あります)
タイルのあったマスに、書かれていた資源を配置します。
資源は草原の道を通じて各遺跡に運ばれます。
置かれた資源がすべて無くなったら探検家コマを手元に戻します。
ゲーム終了時、探検家コマがマップに残っていた場合、そこに残っていた資源が1個-1点のペナルティになるので注意です。
霧マス・化石の森マスに草原タイルを配置する
資源が湧いても、そのままでは何もなりません。
道を作って、遺跡の建設現場まで運ばねばなりません。
霧マスの上に草原タイルを置くことで、道になります。
通常の霧マスは1アクション、化石の森マスには2アクションで草原タイルを配置できます。
ただしモンスターのいるマスには草原タイルを配置できません。
マップ上の資源コマを建設タイルに輸送する
資源のあるタイルから、建設タイルの置いてある遺跡マスまで道でつながることで資源を運べるようになります。
途中に何マス道があっても繋がっていれば運べます。
遺跡マスに建設タイルを配置する
空いている遺跡マスに、自分の建設タイルを配置して建設予定地にできます。
4人プレイでは、1つのマスに2つまで建設タイルまたは建物を配置できます。
コストを払い建物を建てる
建設タイルに資源を運び集め、コストとして支払うことで、手元のカードもしくは場に公開された建物カードを建てられます。
誰かが5つの建物を建てたら、他のプレイヤーが1手番ずつ行ってゲームが終了します。
その他のプレイヤーが1手番ずつ行ってゲームは終了します。
まとめ
評価:A
とても面白かったです。
インストも比較的簡単で1プレイ60分ぐらいで丁度良い感じ。
定価3960円、実売3000円~3500円ぐらいで買えるからコスパも良いと思う。
ジャンルは陣取りゲームかな?
他プレイヤーの狙いを読んだり、資源を集めて建物を建てるので、少し『カタン』っぽい。
ただし運要素は、最初に配られる建物カードと手番順ぐらいなので、ほぼアブストラクト。
マップの状態から大きな勝ち筋の戦略を考えるのと、誰が何を狙っているのか読みながら自分の手番ごとに最善手を考える、二つの尺度でジレンマが構成されていて、非常に深い!
ルールはシンプルで初心者から遊べるけど、ガチな戦略性も発揮できるのでヘビーゲーマーでも楽しめると思う。
いかに他人の狙いを読んで、相手の行動に乗っかれるかが勝負の鍵になりそう。
あとはインタラクションが弱めなので、誰かが勝ちそうな時に邪魔ができないのは好みに依るところかな。
これは買って損なし。
オススメ!!!!!
【追記】
改めて考えて、やはり『カタン』っぽい。
このゲーム、マップを見てどの遺跡に建設タイルを置いて、どう道を延ばすのか最初に全体の戦略を立てるのがが一番重要だと思うのですが、まさしく『カタン』と一緒!
さすがGPさん!
POW! 感想(レビュー)
プレイヤー人数:2~5名
プレイ時間:30分
ゲーム概要
『POW!』と書いて『パワー』と呼びます。
世代的に『マリオブラザーズ』を彷彿とさせますが…。(^_^;)
プレイヤーは、ヒーローとヴィランのバランスに悩むアメコミの作家です。
バランスよく登場させて素晴らしいストーリーを作っていきましょう。
ダイスを振ってタイルを獲得していきます。
ヒーロータイルは得点、ヴィランタイルには減点の勝利点が書かれています。
場のタイルがすべてなくなったら、ゲームは終了し、得点計算に移ります。
ただしヒーロータイルの枚数が、ヴィランの枚数より多かった場合、同じ数になるように減らさないといけません。
ヒーローとヴィランが同じ枚数になるように、かつ多くの得点になるようタイルを獲得していきましょう。
ゲームの説明
場にはヒーローのタイルの列とヴィランのタイルの列が並んでいます。
ヒーローには得点、ヴィランには減点の勝利点が書かれています。
スタートプレイヤーから時計回りに手番を行います。
手番プレイヤーは、5つのダイスをすべて振ります。
ダイスの出目に納得いかなかったら、3回まで一個だけ出目を固定して残りを振り直しが出来ます。
ダイスを振った結果でタイルを1枚獲得します。
獲得したタイルは、ヒーローとヴィランそれぞれに積み重ねます。
重ねたタイルは後から確認することはできません。
ダイスの出目は4種類。
シールド(青):場に並んだヒーロータイルを取ることができます。
スカル(黄):場に並んだヴィランタイルを取ることができます。
吹き出し(青):他プレイヤーのヒーロータイルを取ることができます。
吹き出し(黄):他プレイヤーのヴィランタイルを取ることができます。
シールドとスカルは、左から数えて出目の数分のところにあるタイルを取ります。
例えば、シールドが3個出ていた場合 ヒーロータイルが並んでいる列の左から3つ目のタイルを取ります。
吹き出しは、3個以上あった場合に他プレイヤーからタイルを奪えます。
3個で相手のタイルの1番上を、4個以上あれば上から何個目のタイルかを指定して奪うことができます。
ダイスを振って条件を満たせなかった場合(例えば、出目が全てシールドなのに、場にヒーロータイルが無い、など)、場にヴィランタイルが残っていればその中から一番減点の大きいタイルを引き取ります。ヴィランタイルが残っていなければ、一番得点の低いヒーロータイルを引き取ります。
場のタイルが無くなったら得点計算を行います。
まずヒーロータイルがヴィランタイルより多かった場合、同じ数になるように減らします。
逆にヴィランが多くても、こちらは同数に減らす必要はありません。
合計して一番勝利点の高かったプレイヤーの勝利です。
まとめ
評価:B+
『僕のヒーローアカデミア』みたいで、個人的に好みのテーマです。
イラストも程よくマイルドなのが良いですね。
戦略的なジレンマもあり、インタラクションもあるので、初心者から上級者まで楽しめるゲームです。
実際に遊んでみると、高得点なヒーローと低い減点のヴィランからどんどんなくなっていきます。
場からめぼしいカードが無くなってくると、徐々に他プレイヤーからタイルを奪うようになってきます。ただし吹き出しの出目は少なくそろえにくいため、ダイス振りで失敗して減点の大きなヴィランが無くなっていきます。
この後半になるにつれ、盛り上がるのが本当によくできてますね!
オススメ!!!
THE BOLDEST 感想(レビュー)
パッケージイラストで衝動的に購入。
サイバーパンクな機械生物、ポストアポカリスプな森、そしてとり囲むハンター達。
まるで『ジブリ』や『モンハン』『Horizon Zero Dawn』のような世界観!
もう、一目惚れ!
早速仲間とプレイ!
ゲーム概要
箱が大きいわりに、ゲームシステムはシンプルなバッティング&競りゲーム。
ボードも付いてるけど、実質カードゲームだ、これ(^_^;)
テーマ概要
王の号令で、鉄の森を探索することになった各陣営。
その森には、前文明の機械生物が闊歩し、謎のアーティファクトやアイテムも転がっている。
多くの機械生物を討伐し、アーティファクトを回収して、一番の活躍をした陣営が名誉を与えられる。
主なコンポーネント説明
ボード上部の森には「機械生物(黄色)」「アーティファクト(紫)」「アイテム(水色)」の森カードが並んでいて、それぞれ左上に経験点が書かれています。
ボード下部では、将来の仲間候補がキャンプをしています。
17枚の手札には「戦士」「技術者」「ハンター」「コック」「ペット」5種類のクラスのヒーロー達が居ます。
プレイヤーは、同じクラスでパーティーを3つ組んで、森カードに探索をさせにいかせます。
ただしクラスごとに獲得できる森カードの種類が異なります。
クラス別探索報酬
戦士:機械生物 or アイテム(最下部に限る)
技術者:アーティファクト or アイテム(最下部に限る)
ハンター:照準マークのついている機械生物 &アーティファクト&アイテム(縦一列、各1枚ずつ)
コック:森カードではなく、キャンプから新しい仲間を3枚獲得します。
ペット:特定の報酬はなく、他のクラスと一緒について行きます。そのクラスとして扱われます。
ゲームの進め方
このゲームはラウンド制です。
プレイヤーが4人なら4ラウンドです。
全員同時に手番を行います。
森に並んでいるカードからどれが欲しいか考えて、どんなパーティーを組むか考えます。
ただし同じクラスのパーティーが複数いた場合、探索にいけるのは一部のパーティーのみです。
※ 探索にいけるパーティーの数はプレイヤー人数に依ります。4人プレイなら2組まで。
クラスのアイコンの数が多いパーティーから優先して探索できます。
なお「コック」は探索には行かず、キャンプにいる無所属のヒーローを自陣に勧誘します。
探索に成功したパーティーは、カード獲得後にリーダー(パーティーの一番上だったヒーロー)が王様への報告のため離脱します。残りのメンバーは祝杯で朝まで飲んだくれてしまい、次のラウンドには探索に行けなくなります。
※コックは最終ラウンドのみ、戦士として扱います。
※ペットはリーダーになれず、特殊能力もありません。
まとめ
評価:B-
期待値が高すぎて空振りした感あり。(^_^;)
想像していたより、かなり軽い。
4人で遊んだけどジレンマが薄かった。
2人プレイなら、まだ良かったのかもしれない。
プレイヤーが増えると、読みが当たることはほぼなく、当たればラッキーぐらいの運ゲーになりがち。
どんだけ考えても運次第だとプレイが雑になってしまう。
誰がどのカードを残しているか、カウンティング出来れば変わるのかもしれないけど、私には無理!(´Д` )
まだ箱がコンパクトなら、この軽さでも納得なんだけどな…。
つまらないわけではない!
ただし飛び抜けて面白くもない。
初心者が参加するゲーム会で、「アートワークがしっかりした重そうで重くない軽ゲー」としては貴重なのかもしれない。
とりあえず、今度2人で遊んでみます。