ネビュラ 感想(レビュー)
プレイヤー人数:2~4名
プレイ時間:60分
ゲームの概要
ネビュラの谷は深い霧に覆われています。
プレイヤーは探検家を派遣して資源を探し、霧を晴らして道を作って遺跡に建設資源を運びます。
遺跡に建物を建てていき、開拓を進めましょう。
5個目の建物を建てたらゲーム終了、得点を計算し一番勝利点の高かったプレイヤーの勝利となります。
ゲームのルール
スタートプレイヤーから時計回りで手番を行います。
手番では2アクション行えます。
アクション
- 探検家を資源タイルの置いてあるマスに配置して、資源を湧かせる
- 霧マス・化石の森マスに草原タイルを配置する
- 遺跡マスに建設タイルを配置する
- マップ上の資源コマを建設タイルに輸送する
- コストを払い建物を建てる
探検家を資源タイルの置いてあるマスに配置して、資源を湧かせる
探検家コマを配置したら、資源タイルを獲得し裏向きで手元に置きます。
資源タイルの表面に、湧く資源の種類と個数、獲得時の勝利点が書かれています。
(資源は「麦」「石」「木材」「レンガ」「豚」の5種類あります)
タイルのあったマスに、書かれていた資源を配置します。
資源は草原の道を通じて各遺跡に運ばれます。
置かれた資源がすべて無くなったら探検家コマを手元に戻します。
ゲーム終了時、探検家コマがマップに残っていた場合、そこに残っていた資源が1個-1点のペナルティになるので注意です。
霧マス・化石の森マスに草原タイルを配置する
資源が湧いても、そのままでは何もなりません。
道を作って、遺跡の建設現場まで運ばねばなりません。
霧マスの上に草原タイルを置くことで、道になります。
通常の霧マスは1アクション、化石の森マスには2アクションで草原タイルを配置できます。
ただしモンスターのいるマスには草原タイルを配置できません。
マップ上の資源コマを建設タイルに輸送する
資源のあるタイルから、建設タイルの置いてある遺跡マスまで道でつながることで資源を運べるようになります。
途中に何マス道があっても繋がっていれば運べます。
遺跡マスに建設タイルを配置する
空いている遺跡マスに、自分の建設タイルを配置して建設予定地にできます。
4人プレイでは、1つのマスに2つまで建設タイルまたは建物を配置できます。
コストを払い建物を建てる
建設タイルに資源を運び集め、コストとして支払うことで、手元のカードもしくは場に公開された建物カードを建てられます。
誰かが5つの建物を建てたら、他のプレイヤーが1手番ずつ行ってゲームが終了します。
その他のプレイヤーが1手番ずつ行ってゲームは終了します。
まとめ
評価:A
とても面白かったです。
インストも比較的簡単で1プレイ60分ぐらいで丁度良い感じ。
定価3960円、実売3000円~3500円ぐらいで買えるからコスパも良いと思う。
ジャンルは陣取りゲームかな?
他プレイヤーの狙いを読んだり、資源を集めて建物を建てるので、少し『カタン』っぽい。
ただし運要素は、最初に配られる建物カードと手番順ぐらいなので、ほぼアブストラクト。
マップの状態から大きな勝ち筋の戦略を考えるのと、誰が何を狙っているのか読みながら自分の手番ごとに最善手を考える、二つの尺度でジレンマが構成されていて、非常に深い!
ルールはシンプルで初心者から遊べるけど、ガチな戦略性も発揮できるのでヘビーゲーマーでも楽しめると思う。
いかに他人の狙いを読んで、相手の行動に乗っかれるかが勝負の鍵になりそう。
あとはインタラクションが弱めなので、誰かが勝ちそうな時に邪魔ができないのは好みに依るところかな。
これは買って損なし。
オススメ!!!!!
【追記】
改めて考えて、やはり『カタン』っぽい。
このゲーム、マップを見てどの遺跡に建設タイルを置いて、どう道を延ばすのか最初に全体の戦略を立てるのがが一番重要だと思うのですが、まさしく『カタン』と一緒!
さすがGPさん!