シャークトレード 感想
ルールが簡単インストも5分、1プレイが30分程度で6人まで遊べる汎用性の高いゲームです。
ルールはこちらを参考にしてください。
運の要素が高く、戦略が深い訳ではないのに、不思議な面白さがあります。
めくったタイルに一喜一憂したり、取ったり取られたりが以外と盛り上がりパーティー性が高いですね。
ゲームを簡単に説明すると、手元のタイルを交換しあって同じ色の同じ絵柄のタイルを集めていくだけのゲームなのですが、同じタイルを集めていく行為自体が綺麗に整理整頓する感覚に似ていて気持ち良いのですよ。
もちろん誰とトレードすれば自分が得して、相手に損をさせられるかを見極めるのに頭も使います。
さらにゲームの後半に近づくにつれ、コンプリート直前のグループが増えてくると一気にゲームが加速するのも良いですね。
まとめ
評価:B-
色々な意味で軽いゲームなので初心者向けにはもちろん、中級者以上にも重ゲーの合間の気分転換など便利なゲームだと思います。
でもこのゲームとても評価が難しい。
とても面白いわけではなく、かといってつまらなくもない。"普通"に面白い。
同じぐらいの価格で、これよりもおすすめのゲームはいくらでもある。何かが飛び抜けているかというと、そうでもない。
でも遊ぶと盛り上がる。
そんなゲームでした。
シャークトレード インスト用資料
プレイヤーは海賊となり、手に入れた財宝を他の海賊と交換(トレード)を繰り返します。一番財宝の価値を高めたプレイヤーの勝利となります。
ゲームの感想はこちら
ゲームの概要
それぞれ財宝が描かれたタイルを交換しあって、同じ絵柄の同じ色のタイルを集めていきます。同絵柄同色のタイルを全ての枚数を揃えたら得点となります。
タイルの説明
タイルの絵柄は『ボトル』『オウム』『コイン』『ダイヤ』『海賊旗』の6種類です。
『海賊旗』以外は6色のカラーバリエーションがありますが、『海賊旗』だけは1色のみです。
それぞれの絵柄で枚数が異なり、『ボトル』は3枚、『オウム』は4枚、『コイン』は5枚、『ダイヤ』は6枚、『海賊旗』は7枚となっています。
合計枚数とその内訳
『ボトル』6色×3枚=18枚
『オウム』6色×4枚=24枚
『コイン』6色×5枚=30枚
『ダイヤ』6色×6枚=36枚
『海賊旗』1色×7枚=7枚数
枚数が少ない『ボトル』は集めやすいですが価値は低く、枚数が多い『海賊旗』は集めにくい代わりに価値が高くなっています。
ゲームの遊び方・ルール
ゲームの準備
全てのタイルを付属の袋に入れます。各プレイヤーは得点早見表とタイルを袋から6枚取ります。
配られたタイルは全員に見えるように表にして横1列で配置します。ただし同じ絵柄、同じ色の物があれば縦に並べます。縦に並べた同絵柄同色のタイルは"グループ"としてまとめて扱います。(1枚でもグループと呼びます)
最後に何らかの方法でスタートプレイヤーを決めます。
ゲームの進め方
手番プレイヤーは2つの行動を取ることができます。
- 他プレイヤーとトレードをする(任意)
- タイルを袋から取る
この順番は決まっておりタイルを受け取ってからトレードをしてはいけません。
1:他プレイヤーとトレードをする
この行動は任意です。あまり得をしなさそうな場合は行わなくてよいです。
まず他プレイヤーのタイルから、欲しいグループを1つ指定し受け取ります。
取られたプレイヤーは、今取られたグループと同価値もしくはそれ以下の分だけ、取ったプレイヤーのグループを選んで受け取れます。ただし今取られたグループは選ぶことができません。
価値は得点早見表に書いてあり、絵柄を訪わず1枚は1点、2枚なら3点とグループの枚数が多くなるほど価値が上がります。
大抵の場合、トレードをすることで手元のグループの枚数が増えて価値があがります。
ただし取った側が必ずそれと見合うグループを持っているとは限らず、トレードを受けた側は損をすることになります。
また特殊なルールとして、トレードを受けて同価値以上のグループを要求することもできます。その場合は手番プレイヤー側が渡すグループを選択します。
2:タイルを袋から取る
袋からタイルを取ります。
取る枚数はプレイヤーの人数によって変わり、4人までは2枚、5人以上は1枚です。
グループのコンプリート
トレードやタイルの獲得で、同絵柄同色タイルを全ての枚数揃えたらコンプリートとなり、そのグループは手元で避けておきます。
コンプリートされたグループはトレードの対象となることはなく、ゲーム終了後に得点として計算します。
ゲームの終了と得点計算
タイルがなくなったら、そのプレイヤーから一巡(そのプレイヤーが最後にプレイします)して終了になります。
コンプリートしたお宝の合計を計算して一番得点の高かったプレイヤーの勝利となります。
上級ルール
コンプリートしたお宝の色の数でボーナスを受け取ります。
ボーナスは得点早見表を利用し、1段目が色数、2段目が貰えるボーナスとなります。
クマ牧場 感想
去年買ってからずっと積んでいた『クマ牧場』をようやく遊べました!
プレイヤーはクマ牧場の牧場主となり、土地を広げては様々な施設を増やして世界一のクマ牧場を目指します。
一言でいうと、タイルをボードに配置していくパズル要素があるゲームです。
ルールがシンプルで難しいところが無いので初心者によいゲームだと思う。
ちなみに"クマ牧場"と言いながらシロクマやゴビグマだけじゃなくてコアラやパンダまでいます。
ゲームの説明
牧場の設備が書かれた様々な形のタイルを獲得して自分のボードに設置していきます。
多くのタイルには勝利点が書かれており、ゲーム終了時に一番獲得した勝利点の多かったプレイヤーの勝利となります。
またボードには5種類のマークが描かれており、そのマークの上にタイルを置いた場合、マークに沿った種類のタイルを獲得できます。
マークはタイルが貰える"緑の手押し車""白いミキサー車""オレンジのショベルカー"と、ボードを拡張できる"建設作業員"、あとは特殊な"穴"の5種類です。
タイルが貰えるマークは、緑<白<オレンジの順でより大きくて高得点のタイルが貰えます。なお自分が貰える種類より下の酒類のマークも取ることができます。
"建設作業員"のマークの上にタイルを配置したら最大3個までボードを追加できます。
"穴"のマークはその上にタイルを配置することができません。しかしこのボードで"穴"以外のスペースを埋めた場合に"熊の像"チップを受け取り穴を埋めることができます。"熊の像"は16枚あり、それぞれに1~16の勝利点が描かれています。勝利点の高いものから順番に獲得されるのでかなり重要な要素になります。
それ以外にもヴァリアントルールがありますですが今回は遊ばなかったのでまた次回!
まとめ
評価:B+
自分のボードにタイルをどう配置するのか悩ましく、また綺麗に填まったときの気持ち良いゲームです。
自分の好みの複雑なゲームではないので評価はB+と控えめですが、ゲームとしての完成度は高いと思います。
タイルは枚数制限があり早い者勝ちなので、欲しいものは早く押さえたいけど、"熊の像"も建てたいし~とジレンマがよく設定されています。
テーマが動物かつルールが簡単、タイルの配置が直感的なので、子供にもおすすめできる作品だと思います。
軽めかつ独創性に欠ける感はありますが、初心者や家族と遊ぶにはとても良いゲームです。
でも出来ることがシンプルなので、複雑な思考が求められるゲームが好きな人には、ちょっと物足りないかもしれない。
でも「気軽にできる」「人を選ばない」という大きなメリットがあるので持っていて損はないです!!
ヴァンパイア・クイーン 感想
ゲームの概要
詳細なルールについてはこちら
『大富豪』に近いシンプルなルールながら、いつどのタイミングで強いカードをプレイして、次のラウンドの親権利を獲得し、中途半端な手札を一掃できるのか、状況を読んだ戦略が求められるゲームです。
いわゆるトリックテイキングと呼ばれるジャンルのカードゲームです。
ゲームの感想
評価:B
このゲーム良くできてますね!
数値の高い強いカードがそのまま手元に持っていると大きな失点になってしまうため使いどころが難しく、また数値が低いカードも特定条件では必要になるため、どのカードをどのタイミングで使うのか非常に悩ましいゲームです。
自分や他プレイヤーの状況を総合的に理解してタイミングを図る能力が求められます。
とはいえプレイに派手さはなく、他のパーティーゲームほどテンションが高くなるゲームではないので、ゲーム初心者よりは経験者向きかもしれません。
特にゲームの合間に少し遊んだりするにはもってこいのゲームだと思います。
短時間でルールも簡単、尖った緊張感を味わえて人数も最大12人まで遊べるので持っていて便利な作品だと思います。
ヴァンパイア・クィーン インスト用資料
説明書も一枚で大分わかりやすかったのですが、自分の理解のために改めて情報を整理したいと思います。
ゲームの概要
プレイヤーはヴァンパイアの女王”ヴァンパイアクィーン”です。
夜は恐れられる存在のヴァンパイアですが、夜明けとともにその力は失われます。力を失ったヴァンパイアは、ヴァンパイアハンターに狩られてしまうため、女王であるあなたは仲間のヴァンパイアを逃がさなければなりません。
ゲームの勝敗
皆さんに手札としてヴァンパイアのカードを配ります。配られた手札をゼロにした、すなわち配下のヴァンパイアを全員逃がしたら勝利です。逃がせられなかった手札の値の合計が失点となります。
全部で5ステージを行い一番失点の少なかったプレイヤーの勝利です。
ゲームの準備
カードには”1~13”までの値が書かれた「ヴァンパイア」のカードと、”15”と”20”の値が書かれた「ヴァンパイアハンター」のカードが各1枚計2枚と、”14”の値が書かれた「ヴァンパイアクィーン」のカードが4枚あります。
「ヴァンパイアハンター」のカードを抜いて、それ以外のカードをシャッフルします。
「ヴァンパイアハンター」のプレイヤーをじゃんけんなど任意の方法で決めます。決められたプレイヤーは”15”の「ヴァンパイアハンター」カードを受け取り、その左のプレイヤーが”20”の「ヴァンパイアハンター」カードを受け取ります。
その後、山札からプレイヤー人数に応じた枚数の手札を配ります。
プレイヤー人数が3人~8人の場合は13枚、9人は12枚、10人は10枚、11人と12人は9枚配ります。
残ったカードは、初回以降のステージで利用するのでじゃまにならない場所に避けておきます。
※「ヴァンパイアハンター」のカードを持っているプレイヤーも、「ヴァンパイアハンター」のカードに加えて同じ枚数手札を受け取ります。
これで準備は完了です。
ゲームの遊び方
このゲームは全部で5ステージを行い最終的に失点の少なかったプレイヤーの勝利となります。ステージ終了ごとに得点計算を行います。
ステージは誰かの手札が無くなり、そのラウンドが終了したら終了になります。
手番の開始と手順
”20”の「ヴァンパイアハンター」のカードを持っているプレイヤーが親になり、最初の手番を行います。
親プレイヤーは、手札から任意の値のカードを出すことが出来ます。
その値のカードを複数枚持っていた場合、同時に出すことができます。
以降のプレイヤーは、場に出されたカードの”値以上”かつ”同じ枚数”を手札から出すことが出来ます。手札からその条件のカードを出すことが出来ない場合はパスをします。パスをしたプレイヤーは以降そのラウンドの勝敗が着くまでは
例:親プレイヤーが”2”のカードを”2枚”出しました、次のプレイヤーは”3以上”のカードを2枚出さなければパスになります。なので手札から”4"のカードを2枚だしました。さらにその次のプレイヤーは”5”のカードを2枚だしました。
手番が1周したらそのラウンドは終了です。一番大きな値のカードを出したプレイヤーがそのラウンドの勝者となります。勝者は次のラウンドの親となりゲームを続けます。
場に出ているカードは捨て札となりゲームから除外します。
特殊なカードについて
「ヴァンパイアクィーン」と「ヴァンパイアハンター」のカードは特殊なカードです。
「ヴァンパイアクィーン」カードについて
「ヴァンパイアクィーン」カードは全部で4枚入っています。1枚で使う場合は”14”の値として使うことが出来ますが、ワイルドカード(ジョーカー)として他の値のカードとセットにして使う事が可能です。
「ヴァンパイアハンター」カードについて
「ヴァンパイアハンター」カードは値が”15”と”20”の2枚があります。カードは裏表ともにヴァンパイアハンターのイラストが描かれており、誰からもわかるようになっています。
「ヴァンパイアハンター」カードは自分が親プレイヤーにしか使う事ができません。
「ヴァンパイアハンター」カードを出されたら特殊なヴァンパイアハンターラウンドとなります。
ヴァンパイアハンターラウンドは、勝者になるとそのラウンドで場に出た全てのカードを引き取ることになります。
ヴァンパイアハンターラウンドは通常のルールと異なる下記のルールで行います。
「ヴァンパイアハンター」カードの値は”0”として扱います
このラウンドでは全員手札を1枚しか出せません
「ヴァンパイアハンター」カード以外なら、誰がどの値のカードをだしていても、任意のカードでも出すことができます
このラウンド中は「ヴァンパイアクィーン」カードは"1"の値で扱われます
ラウンドの勝者が複数人いた場合は最も後ろの手番のプレイヤーが勝利となります
このラウンドの勝者が引き取った「ヴァンパイアハンター」カードは次のラウンドで使用することはできません(異なる値の「ヴァンパイアハンター」カードは使用可能)
このラウンドではパスはできません。ただし「ヴァンパイアハンター」カードしかもっていなかった場合、特別にパスができます。その代償としてラウンドの勝者に代わり全てのカードを引き取ります。
ステージの終了と得点計算について
手札が無くなったプレイヤーが出たら、そのラウンドでそのステージが終了します。
もしヴァンパイアハンターラウンドで手札が無くなっても、そのラウンドの勝者になってしまった場合、手札を引き取ることになるのでステージは終了せず続行します。
得点計算について
ステージが終了したら得点計算を行います。
残った手札の値の合計が失点となります。「ヴァンパイアクィーン」「ヴァンパイアハンター」も書かれた値が失点となります。
次のステージに向けて
2枚の「ヴァンパイアハンター」カードは、そのまま次のステージにも引き継ぎます。
"20"の値の「ヴァンパイアハンター」カードを持つプレイヤーが次のステージの親プレイヤーとなります。
親となったプレイヤーは「ヴァンパイアハンター」カード以外のカードをシャッフルし改めて配りなおします。
ゲームの終了
5ステージ目の終了時には、今までのステージの失点を合計して、一番失点が少なかったプレイヤーが勝利となります。
ボードゲーム福袋2018
「どうせ売れ残りでしょ?」と、今まで人生で手を出してこなかった福袋。ついに手を出してしまいました。
本当は元日に買いたかったのですが、元日昼過ぎに行ったところ既に残っていなかったので、今日は朝イチで秋葉原に向かいました。
事前に福袋情報を調べたところ、イエローサブマリンとロールアンドロールステーションの2ヵ所で販売とのこと。
イエローサブマリンは9,800円で16,000円相当が入っていて、中身はメインが公開されている5種類のうちどれかかが入ってる仕様。
ロロステは5000円からいくつかの金額の幅があり中身はメインのものだけ公開されている仕様。
どちらにするか悩んだのですが、イエサブの公開されている5種類が既に持っているものが多かったためロロステ福袋を買いに行くことに!
11時開店に入店。様々な福袋が運ばれては消えていくなか、色々悩んで『テラミスティカ福袋』一万円で購入。
だって『テラミスティカ』だけで9,500円はするから、残りが全てがタダみたいなものでしょ?!これはお得!
ホクホクの気分で帰り、早速開封!
大小あわせて全部で5点『テラミスティカ』『パフューマー』『シャークトレード』『ヴァンパイアクィーン』『ひらがなセンテンス』が入ってました。
ざっくり概算で定価22,000円もしたので大分お得ですね!
『パフューマー』は香りを使った独自性の高いゲームですが、ちょっと自分の好みとは違うかもです。
『ヴァンパイアクィーン』は某blogにて好評価だったので気になってたから嬉しいですね!
『シャークトレード』はパッケージは見たことがあるもののよく知らないゲームでしたが、クニツィア先生なのでまぁ大丈夫でしょう!
『ひらがなセンテンス』も詳しくは知らなかったのですがワード系でなかなか楽しそうです。
という事で、初めてのボードゲーム福袋でしたが結果買って良かったです!
これはまた来年も買ってしまうかも^_^;
RA ラー インスト用資料
今更ですが『RA ラー』を購入しました。
クニツィアの名作競りゲーとして有名です。
古代エジプトのアートワークが印象的で、一度目にしたら忘れないインパクトがあります。
早速、説明書を読んでみたのですが、どうにも分かりにくい…。読んでも頭に内容が入ってこなかったので、ちょっと自分用に内容をまとめ直しました。
ゲームの概要
太陽神ラーの栄光のためにエジプトの3時代にわたって自らの力と名声を広めます。
競りをして様々な種類のタイルを手に入れます。ゲームは3ラウンドで構成され、入手したタイルの組み合わせで得た勝利点の高かった人の勝利となります。
コンポーネントの説明
ボードの説明
ボードをみんなの手の届きやすい中央に置きます。
ボード中央は”1”が書かれた『太陽駒』をおくスペースと、その上部は『ラータイル』を置く”ラートラック”、ボード下部にはオークションで使うタイルを置く”オークショントラック”の3つのスペースがあります。
”ラートラック”はプレイヤー人数によって、使うマスの数が異なります。
プレイヤーが4人の場合は左の1マスを使用しない、3人の場合は左から2マスを使用しない、2人の場合は左から3マスを使用しません。
太陽駒の説明
1~16までの数字が書かれた16個の駒です。
ここに書かれた数値をもとに競りを行う重要なタイルです。
遊ぶ人数ごとに規定された組み合わせでプレイヤーに配ります。
例:2人で遊ぶ場合、プレイヤーAに『9・6・5・2』プレイヤーBに『8・7・4・3』を配ります。
ラー駒の説明
『ラー駒』はボードの脇に置いておきます。
『ラー駒』は競りを開始したプレイヤーがその証として持ちます。
競りが終了したらまたボードの脇に戻します。
タイルの説明
タイルは大きく2種類あります。『ラータイル』と、その他のオークションに使われるタイルです。
プレイヤーは、各手番でまず袋から1枚タイルを引くのですが『ラータイル』だった場合、ボード上部の”ラートラック”に置きます。
『ラータイル』を置かれたら競りが始まります。(”競り”については後述)
オークションに使われるタイルだった場合は、ボード下部の”オークショントラック”に置きます。
オークションタイルは得点に結びつく『神』『金貨』『ファラオ』『ナイル』『洪水』『文明』『モニュメント』のタイル、”災厄タイル”と呼ばれる『葬儀』『旱魃』『騒乱』『地震』があります。”災厄タイル”は競り落とすとペナルティを受けます。
勝利点マーカー
各ラウンドが終わるごとに得点計算を行います。得点に応じて勝利点マーカーを受け取ります。
手番の説明
最も大きな数値の『太陽駒』を持っているプレイヤーがスタートプレイヤーとなり、時計回りで手番を行います。
手番では3種類から1つの行動を選んで行います。
- タイルを1枚引いて所定のトラックに配置する
- 神タイルの使用
- 競りを行う
1.”タイルを1枚引いて所定のトラックに配置する”の説明
袋からタイルを1枚引きます。そのタイルが『ラー』タイルだった場合、”ラートラック”に配置し『ラー駒』を受け取り競りを開始します。(”競り”については後述)
それ以外のタイルだった場合は、”オークショントラック”に配置します。
なお、”オークショントラック”が全て埋まっている場合は、そもそもこの行動を選択することができません。
2.”神タイルの使用”の説明
競り落としたタイルの中に『神タイル』があった場合に限り、この行動を行うことができます。
『神』タイルを箱に戻してゲームから除外する代わりに、オークショントラックにある任意のタイルを獲得することができます。
手元に複数枚の『神タイル』があった場合は任意の枚数を使用することが出来ます。
ただし『神タイル』で『神タイル』を獲得することはできません。
なお空いたオークショントラックのマスには、以降オークションで使うタイルが引かれた場合に優先的に配置をします。
3.”競りを行う”の説明
『ラータイル』を配置する以外に、自ら「ラー」を宣言して競りを開始することができます。既にオークションタイルのマスが埋まりきっている、そして『神タイル』が手元にない、または使いたくない場合に選択せざるをえない行動でもあります。
競りについて
ここでこのゲームで一番キモである”競り”について説明します。
競りの概要
手元にある『太陽駒』を使って競りを行い、競りに勝ったプレイヤーは、オークショントラックにあるすべてのタイルとボード中央にある『太陽駒』を獲得します。
競りの手順
『ラータイル』を出した、もしくは競りを行うことを宣言したプレイヤーが競りの主催者となります。主催者となったプレイヤーは『ラー駒』を取得し、その左隣のプレイヤーから手元の『太陽駒』の数値を見て、任意の駒を自分の前に出します。
なお今回のラウンドで入手した『太陽駒』は伏せた状態のため、このラウンドでは使用することができません。
順番が回ってきた場合、既に他のプレイヤーが出した数値以下の『太陽駒』を場に出すことはできません。競り値をつけられない、つけたくない場合はパスをすることができます。
全員がパスをした際、その競りが主催者の自主的な行動の場合は、最後の主催者はパスをすることができません。ただしその競りが「オークショントラックが全て埋まっていた。しかも『神タイル』を使えない」場合、主催者もパスをすることができます。
主催者もパスをした際、オークショントラックがすべて埋まりきっていない場合はそのまま続けますが、オークショントラックがすべて埋まっていた場合は配置されたタイルすべてをゲームから除外します。
競りの終了
主催者が行動を選択したら競りは終了です。一番高い『太陽駒』を出したプレイヤーが勝者となり、オークショントラックに配置されたタイルとボード中央に置かれている『太陽駒』を獲得します。主催者は『ラー駒』をボード脇に戻します。
獲得したタイルは公開情報なので他のプレイヤーにも種類や枚数が分かるように整理して手元に置いてください。
ボード中央から獲得した『太陽駒』は伏せて置きます。伏せられた『太陽駒』はこのラウンドでは使うことができません。次回のラウンド開始時に起こすことで使えるようになります。そして今回競りにつかった『太陽駒』をボードの中央に数値がわかるように置いてください。
またオークショントラックにタイルが配置されていなかった場合、通常通り競りを行いますが得られるのはボード中央に置かれている『太陽駒』のみとなります。
獲得したタイルの中に”災厄”タイルが含まれていたら
獲得したタイルに『葬儀』『旱魃』『騒乱』『地震』の”災厄タイル”が入っていた場合、下記のペナルティを受けます。
『葬儀タイル』1枚ごとに自分の場から『ファラオタイル』を2枚捨てます。
『旱魃タイル』1枚ごとに『洪水タイル』『ナイルタイル』を洪水を優先して計2枚捨てます。
『騒乱タイル』1枚ごとに任意の『文明タイル』を2枚捨てます。
『地震タイル』1枚ごとに任意の『モニュメントタイル』を2枚捨てます。
枚数が足らずに捨てられない場合は、それで終了になります。
ラウンドの終了
下記2種類のうちどちらか一つの条件を満たしたらそのラウンドは終了します。
- 全プレイヤーの使用可能な『太陽駒』が無くなった
- ラートラックが満杯になった
その後ボード上の『ラータイル』をゲームから除外します。
次に得点計算を行います。得点計算の結果、ゲームから除外されるタイルを箱に戻します。
最後に使用した『太陽駒』を起こして使用可能な状態にします。
得点計算について
得点計算は毎ラウンド終了時に得られるポイントと、3ラウンド目の終了時のみに得られるポイントの2種類があります。
毎ラウンド終了時に得られるポイント
『神タイル』『金貨タイル』『文明タイル』『ナイルタイル』『洪水タイル』『ファラオタイル』の6種類は毎ラウンド終了時に得点計算を行います。
『神タイル』
1枚につき2ポイントを得ます。得点を計算したらゲームから除外します。
『金貨タイル』
1枚につき3ポイントを得ます。得点を計算したらゲームから除外します。
『文明タイル』
多くの種類を持っているほど多くのポイントを得ます。3種類=5ポイント、4種類=10ポイント、5種類=15ポイント。また1枚も持っていないとペナルティとして5ポイントを失います。得点を計算したらゲームから除外します。
『ナイルタイル』『洪水タイル』
『洪水タイル』を持っている場合、『ナイルタイル』『洪水タイル』の合計枚数の数だけポイントを得ます。得点を計算したら『洪水タイル』はゲームから除外し、『ナイルタイル』は得点計算後もその場に残り、次回得点計算時にも使用します。
『ファラオタイル』
最も多くの『ファラオタイル』を持っていたプレイヤーは5ポイントを得ます。最も少なかったプレイヤーは2ポイントを失います。複数人いた場合は全員が同じポイントを得る、もしくは失います。全員が同枚数だった場合はポイントは発生しません。
『ファラオタイル』は得点計算後もその場に残り、次回得点計算時にも使用します。
第3ラウンド終了時のみに得られるポイント
『モニュメントタイル』『太陽駒』の2種類は、1~2ラウンド目は計算せずその場に残し、3ラウンド目の最終得点計算時のみに計算します。
『モニュメントタイル』
モニュメントタイルは種類と枚数の両方でポイントを得られます。
まずは種類ごとにポイントを計算します。6種類までは1種類ごとに1ポイントを得ますが、7種類そろうと計10ポイントを得ます。
次に同じ種類を持っている枚数ごとにポイントを計算します。同じ種類を3枚持っていると5ポイント、4枚で10ポイント、5枚で15ポイントを得ます。
『太陽駒』
自分の場にある『太陽駒』の合計値が一番大きいプレイヤーは5ポイントを得ます。また一番小さかったプレイヤーは5ポイントを失います。
複数人いた場合は全員が同じポイントを得る、もしくは失います。全員が同枚数だった場合はポイントは発生しません。
最後に
コンポーネントの種類が多いものはどうしてもルールが複雑化しやすくて解読するのも難解になりがちです。『RA』の説明書は、特に概要部分に複雑さが残っていたのでどうしてもわかりにくく感じましたが、これをまとめたことで大分理解ができました。概要は、シンプルにしすぎてもそれはそれでわかりにくいので難しいところですよね。勉強になりました。
さてと、あとは遊ぶだけだな!