なゆひにボドゲ雑記

ボードゲームについてのあれこれの雑記です。

ヴァンパイア・クィーン インスト用資料

説明書も一枚で大分わかりやすかったのですが、自分の理解のために改めて情報を整理したいと思います。

ゲームの概要

プレイヤーはヴァンパイアの女王”ヴァンパイアクィーン”です。

夜は恐れられる存在のヴァンパイアですが、夜明けとともにその力は失われます。力を失ったヴァンパイアは、ヴァンパイアハンターに狩られてしまうため、女王であるあなたは仲間のヴァンパイアを逃がさなければなりません。

ゲームの勝敗

皆さんに手札としてヴァンパイアのカードを配ります。配られた手札をゼロにした、すなわち配下のヴァンパイアを全員逃がしたら勝利です。逃がせられなかった手札の値の合計が失点となります。

全部で5ステージを行い一番失点の少なかったプレイヤーの勝利です。

ゲームの準備

カードには”1~13”までの値が書かれた「ヴァンパイア」のカードと、”15”と”20”の値が書かれた「ヴァンパイアハンター」のカードが各1枚計2枚と、”14”の値が書かれた「ヴァンパイアクィーン」のカードが4枚あります。

ヴァンパイアハンター」のカードを抜いて、それ以外のカードをシャッフルします。

ヴァンパイアハンター」のプレイヤーをじゃんけんなど任意の方法で決めます。決められたプレイヤーは”15”の「ヴァンパイアハンター」カードを受け取り、その左のプレイヤーが”20”の「ヴァンパイアハンター」カードを受け取ります。

その後、山札からプレイヤー人数に応じた枚数の手札を配ります。

プレイヤー人数が3人~8人の場合は13枚、9人は12枚、10人は10枚、11人と12人は9枚配ります。

残ったカードは、初回以降のステージで利用するのでじゃまにならない場所に避けておきます。

※「ヴァンパイアハンター」のカードを持っているプレイヤーも、「ヴァンパイアハンター」のカードに加えて同じ枚数手札を受け取ります。

これで準備は完了です。

ゲームの遊び方

このゲームは全部で5ステージを行い最終的に失点の少なかったプレイヤーの勝利となります。ステージ終了ごとに得点計算を行います。

ステージは誰かの手札が無くなり、そのラウンドが終了したら終了になります。

手番の開始と手順

”20”の「ヴァンパイアハンター」のカードを持っているプレイヤーが親になり、最初の手番を行います。 

親プレイヤーは、手札から任意の値のカードを出すことが出来ます。

その値のカードを複数枚持っていた場合、同時に出すことができます。

以降のプレイヤーは、場に出されたカードの”値以上”かつ”同じ枚数”を手札から出すことが出来ます。手札からその条件のカードを出すことが出来ない場合はパスをします。パスをしたプレイヤーは以降そのラウンドの勝敗が着くまでは

例:親プレイヤーが”2”のカードを”2枚”出しました、次のプレイヤーは”3以上”のカードを2枚出さなければパスになります。なので手札から”4"のカードを2枚だしました。さらにその次のプレイヤーは”5”のカードを2枚だしました。

手番が1周したらそのラウンドは終了です。一番大きな値のカードを出したプレイヤーがそのラウンドの勝者となります。勝者は次のラウンドの親となりゲームを続けます。

場に出ているカードは捨て札となりゲームから除外します。

特殊なカードについて

「ヴァンパイアクィーン」と「ヴァンパイアハンター」のカードは特殊なカードです。

「ヴァンパイアクィーン」カードについて

「ヴァンパイアクィーン」カードは全部で4枚入っています。1枚で使う場合は”14”の値として使うことが出来ますが、ワイルドカードジョーカー)として他の値のカードとセットにして使う事が可能です。

ヴァンパイアハンター」カードについて

ヴァンパイアハンター」カードは値が”15”と”20”の2枚があります。カードは裏表ともにヴァンパイアハンターのイラストが描かれており、誰からもわかるようになっています。

ヴァンパイアハンター」カードは自分が親プレイヤーにしか使う事ができません。

ヴァンパイアハンター」カードを出されたら特殊なヴァンパイアハンターラウンドとなります。

ヴァンパイアハンターラウンドは、勝者になるとそのラウンドで場に出た全てのカードを引き取ることになります。

ヴァンパイアハンターラウンドは通常のルールと異なる下記のルールで行います。

ヴァンパイアハンター」カードの値は”0”として扱います

このラウンドでは全員手札を1枚しか出せません

ヴァンパイアハンター」カード以外なら、誰がどの値のカードをだしていても、任意のカードでも出すことができます

このラウンド中は「ヴァンパイアクィーン」カードは"1"の値で扱われます

ラウンドの勝者が複数人いた場合は最も後ろの手番のプレイヤーが勝利となります

このラウンドの勝者が引き取った「ヴァンパイアハンター」カードは次のラウンドで使用することはできません(異なる値の「ヴァンパイアハンター」カードは使用可能)

このラウンドではパスはできません。ただし「ヴァンパイアハンター」カードしかもっていなかった場合、特別にパスができます。その代償としてラウンドの勝者に代わり全てのカードを引き取ります。

ステージの終了と得点計算について

手札が無くなったプレイヤーが出たら、そのラウンドでそのステージが終了します。

もしヴァンパイアハンターラウンドで手札が無くなっても、そのラウンドの勝者になってしまった場合、手札を引き取ることになるのでステージは終了せず続行します。

得点計算について

ステージが終了したら得点計算を行います。

残った手札の値の合計が失点となります。「ヴァンパイアクィーン」「ヴァンパイアハンター」も書かれた値が失点となります。

次のステージに向けて

2枚の「ヴァンパイアハンター」カードは、そのまま次のステージにも引き継ぎます。

"20"の値の「ヴァンパイアハンター」カードを持つプレイヤーが次のステージの親プレイヤーとなります。

親となったプレイヤーは「ヴァンパイアハンター」カード以外のカードをシャッフルし改めて配りなおします。

ゲームの終了

5ステージ目の終了時には、今までのステージの失点を合計して、一番失点が少なかったプレイヤーが勝利となります。