交易王 感想
これ、とても良いゲームです。
シンプルなコンポーネントなのに、とても奥深いジレンマがあり、ゲーム後の満足度が非常に高かったです。
プレイヤーは商人となり、『胡椒』『塩』『藍』『銅』『綿』『麻』の6種類の商品を交易し、得た資金を元手に船や商館を作ったり協定を結んで自分の商家を大きくし、さらなる富を集めるゲームです。
ゲームの概要
ゲームの準備
『胡椒』『塩』『藍』『銅』『綿』『麻』の6種類の商品カードをシャッフルし、各プレイヤーに初期手札として3枚ずつ配ります。次に6枚を公開し場札として設置します。
残りの商品カードは山札になります。
船カードを各プレイヤーに2枚ずつ配ります。
特殊カードを種類別に分けて見えるように設置します。
スタートプレイヤーから1つ商品コマを選んで自分の船カードの上に置いていきます。
2巡して船2隻とも商品コマを置いたら準備完了です。
ゲームの手順
手番プレイヤーは2つの手順から1個づつ行動を選択します。
手順1
下記A~Cから一つ選んで行動する。
A:船に乗っている商品コマを1つストックと交換する。
B:お金を支払い特殊カードを購入する。
C:パスをする。
手順2
下記D~Eから一つ選んで行動する。
D:手札から1種類の商品カードを任意の枚数だし、場の商品カードの上に重ねて『決済』を行う。
E:山札から手札を2枚補充する。
Dの『決済』は、手番プレイヤーが手札から出して場札に重ねた商品カードと同じ色の商品コマを船に乗せているプレイヤー全員が、場札に公開されている同じ色のカードの枚数だけお金を獲得します。さらに商品コマが船に乗っているだけ獲得します。
手番が終わったら隣のプレイヤーに手番が移ります。
山札がなくなったらゲームが終了します。
その時点で一番お金を持っていたプレイヤーの勝利です。
まとめ
評価:A
これはおもしろい!
場札と自分の手札、船に乗せているコマ、他プレイヤーの乗せているコマ、様々な要素を把握してアクションを選ぶジレンマはシンプルなのに奥深く、さすがのクニツィア作品です。
ゲームデザインのお手本みたいなゲームです!
安価で手に入りやすいのも高評価です。
これは初心者からマニアまでお勧めできる作品です。