Welkin 感想(レビュー)
先日、すごろくやのガレージセールで購入した『Welkin』を遊びました!
プレイヤーは天空の島々の建築家となって、島を作っては販売していき、一番裕福な建築家を目指します。
ゲームシステムは、株と拡大再生産です。
建築カードを選んで個人ボードにセットします。それにより中央のゲームボード上の資源の株価を1つ変更します。
資源を購入して建築カードを完成させます。
完成したら、支払った各資源の株価の値にしたがってお金を獲得します。
完成させたカードは、特殊効果を持っていてフリーアクションとして一度のみ使えます。
これらを繰り返して、建設カードが場に出せなくなったら終了の合図。残りのプレイヤーがもう一手番行ったら終了し、一番多くのお金を持っていたプレイヤーの勝利となります。
まとめ
評価:B (好みによりオススメ)
遊びやすい軽~中級の拡大再生産として、良いゲームだと思います。
誰がどの資源の価値を上げたがってるのか、トレンドの流れを把握するのが楽しいですね!
また、天空の城というフレーバーや美しいイラストが楽しさを押し上げてくれています。
特に気になる点は無いのですが、強いて言うなら『宝石の煌めき』など、これぐらいののボリュームのゲームは他に色々とあるため、あたま1つ抜ける何かが欲しい所でしょうか?
日本での発売は特に無いみたいですが、面白かったので機会があれば是非遊んでみてください!
オススメ!!!!
WAYFINDERS 感想(レビュー)
日本で未発売の中量級ゲームです。
カラフルで可愛いパッケージが目を引きますね!
島を巡って滑走路を建てていくワーカープレイスメントです。滑走路を建てた島の効果を得る拡大要素もあります。
また、マップがランダムで配置されるので、毎回違った戦略が楽しめます。
手番では、5体いるワーカーを格納庫に配置する、または回収(全部)を行います。
回収時には格納庫に置いてある資源も一緒に回収します。獲得した資源を使って、他の島への移動や滑走路の建設を行います。
誰かが滑走路を8個建設したら、そのラウンドを最後まで行ってゲーム終了します。
滑走路を建てた島の得点と、ボーナス得点の効果のある島の得点を合計して、一番得点の高かったプレイヤーが勝利します。
まとめ
評価:B- (惜しい)
システムは良くできているものの、バランスが気になりました。
まず、タイルのランダム配置によって、バランスが良かったり悪かったりと幅がありました。
『イスタンブール』に同様の問題がありますが、こちらは推奨マップが説明書に記載があったので、それがあると良かったですね。
あとタイルごとの効果の種類が多すぎる。
このゲームの軽さで、14種類(色の派生を含めるとさらに増える)もあると説明の負担がアンバランス。
ゲーム後半になると、各プレイヤーが滑走路を置くので移動コストがかからなくなり、縦横無尽に滑走路を置けるようになります。
そうすると、滑走路を建てると資源が3つもらえる効果が強すぎて、「滑走路建てる→3つ資源もらう→それでまた滑走路を建てる」と一手番で何個も滑走路を建てれてしまい、ゲームが予感もなく急に終了します。
訳を間違えたのかと思いましたが、そうではないようで、うーむバランスが悪いように感じる。
ただ、システムが良くできているだけあって、とても勿体ないんですよね。
そこでバランスを良くするためには、下記の方法を考えました。
他プレイヤーの滑走路はあるけど自分の滑走路が建てていない島は、通行料として資源を滑走路の持ち主プレイヤーに渡す。
これでいきなり終わることが無くなるのではないかと思います。
このルールでもう一回遊んでみよう!
ROCK WELL(ロックウェル) 感想(レビュー)
ゲーム概要
プレイヤーは、炭鉱採掘会社の子会社の社長として採掘を進めます。
一番良い業績を出したプレイヤーの勝利となります。
競りで手番順を決めて進めるワーカープレイスメントです。
炭鉱扶を動かして、炭鉱扶レベルの合計値がタイルの規定レベルに達すると掘削ができます。タイルの規定レベルのカードをめくって、描かれていた資源を参加したプレイヤーで分けあいます。
ゲームは、目的を規定数達成したプレイヤーが現れたら、そのラウンドで終了となります。一番勝利点の高かったプレイヤーの勝利となります。
ラウンドの説明
1ラウンドは、3つのフェイズで構成されています。
最初に、手番順を決める競りを行います。
お金または資金を手に握って、一斉に公開します。
一番高い価値を握っていたプレイヤーから、手番を行います。
メープル(副社長)を、掘削、資源売買、機能強化、の3つのアクションの空いているマスに配置していきます。
それぞれマスに限りがあり、埋まるとそのアクションは選択できなくなります。
掘削は、賄賂と日雇い労働者の二種類のマスがあり、前者はコスト無しで他プレイヤーの炭鉱扶を引っ張ることができます。
日雇い労働者はコストがかかる分、より強い労働力を確保できます。
資源売買は、掘削で得た資源をお金に換金、またはお金で資源を購入できます。
最初にワーカーを置いたプレイヤーは、4種類の資源を、次は3種類、2種類と徐々に交換できる資源の種類が減っていきます。
最後に機能強化です。
お金を支払うことで自分の労働者を強化したり、資源で勝利点を獲得したりできます。
まとめ
評価:B+ (買って損無し)
これは知名度が低いものの、良ゲームでした。
炭鉱扶の配置をどうするかがパズル要素で悩ましく、程よいインタラクションなのと、資源を金に変えて機能強化するのか、資源を貯めて目標の達成を図るのか、様々なジレンマが詰まっていて楽しかったです。
そこまで重たくもなく、プレイ感は中の上ぐらいの重さかな?!
炭鉱を掘削するのはとても個性的で良いゲームでした。
気になる点は、初期後手番の不利調整が無いことと、掘削後に得られる資源のバランスの強弱があったことかな。
オススメです!!!!
サイズ -大鎌戦役- 拡張:変転の大地 感想(レビュー)
テーマ・システム・コンポーネントの全てがハイクラスな大人気ボードゲーム『サイズ(SCYTHE)』のマップ拡張です。
基本のルールはそのままで、新しいマップによって今までと異なる戦略が楽しめます。
マップボードは、配置の異なる裏表があり、さらにマスボード4枚をランダム配置することで毎回異なる状態から始められます。
(通常ボードの裏面の拡大版には対応してません)
元のボードでは定石が出来てしまって、刺激が無くなってしまった人向けの拡張です。
実際にプレイしてみたら、ランダム配置になることで、"良い意味"でバランスが悪くなっているように感じました。
あるプレイヤーは自分の国の特長とマップが噛み合って強力になったり、逆に伸ばしにくい配置になったりします。
元々のボードが最善のバランスで作られているので、まぁ当たり前ですね(^_^;)
そのため、どの国を使うのかを選ぶのが重要となり、そこがジレンマの1つになっています。
ただ、ある程度『サイズ』に馴れたプレイヤーでないとこのメリットは感じにくく、完全に上級者向け拡張だと思います。
まとめ
これは通常では物足りない人向けの拡張ですね。
私は長く『サイズ』を遊ぶつもりなので、買って良かったです。
ちなみに今回のプレイ、1位が2位の倍以上のスコアで圧勝でした。逆に、通常のマップのバランスのよさが、よくわかりました。
『サイズ』は長く遊ぶつもりなので、買って良かったけど、自分達にはまだまだ通常マップがあってるかも!(^_^;)
おまけ
このマップには、イースターエッグとして様々な映画やゲームのキャラクターが隠れています。
それを見つけてワイワイ遊ぶのも良いですね!
POINT SALADA 感想(レビュー)
カード108枚だけのシンプルなセットコレクション。
カードの表面は6種類の野菜が描かれていて、裏面は得点方法が描かれています。
手番では野菜カード2枚か、得点方法カードを1枚を獲得し、自分の場に出します。
カードが全て無くなったらゲームは終了。
各自得点方法にしたがって計算して、一番勝利点の高かったプレイヤーの勝利です。
ゲームのルールはこちら
まとめ
評価:B+
シンプルの極致。よくここまでそぎおとしたと感心するほどシンプル。
短時間に軽く遊ぶには、とてもよいゲームですね。
インストが簡単ですぐに遊べるから、子供や初心者向けにとてもよいゲームだと思います!
今までこのポジションは『宝石の煌めき』が担ってたけど、それ以上にシンプルで分かりやすい。
その分ジレンマの深みは浅めだけど、このバランスはこれで良いと思います!
とはいえまだ日本流通していないから、このターゲット層にはとどきそうもないので、いったん評価はB+。日本語版の発売を待たれよ!
ただ、一点気になるのが『ポイントサラダ』という名前だけど、ポイントサラダなのか微妙なところ。
"ポイントサラダ"というシステムは、複数の得点方法があるシステムだと認識しているのですが、これは「108種類のバリエーション」はあれど得点方法はひとつなのでは?と思ったり(^_^;)
解釈の違い、言葉の広義・狭義次第ですが、「ポイントサラダなゲームが遊びたい!」という方には肩透かしかも。
POINT SALAD(ポイントサラダ)和訳ルール
Flatout Gamesによる14歳以上の2〜6人のプレイヤー向けのゲーム
概要
ポイントサラダは、2〜6人のプレイヤー向けのセットコレクションゲームです。プレイヤーは順番に野菜のサラダを作り、得点カードを集めて、サラダの材料の最大ポイントを獲得します!
内容物
カードは両面で108枚あります。
表面(野菜カード)は6種類の野菜がそれぞれ18枚ずつあり、裏(得点カード)には108種類のユニークな得点条件が描かれてあります。
セットアップ
1:プレイヤーの数に基づいて、ゲームから6種類の野菜カードのそれぞれの次の枚数を使用するか、除外します(ポイントカードの裏側を見ずに)。
2人プレイ:各野菜を6枚(合計36枚使用)使用します
3人プレイ:各野菜を9枚(合計54枚使用)使用します
4人プレイ:各野菜を6枚(合計72枚使用)削除します
5人プレイ:各野菜を3枚(合計90枚使用)削除します
6人プレイ:デッキ全体を使用します
プレイヤーがどの得点カードが削除されたかが分からないように、削除したカードを箱に戻します。
2:残りのすべてのカードをシャッフルし、得点カードの面を上向きにして、ほぼ同じ枚数の3つの山札を作成します。
3:各山札から2枚のカードを裏返し、山札の下に列を作って配置します。これにより、山の下に野菜市場ができます。
4:開始プレイヤーをランダムに決めます。
注意:ポイントサラダはとてもスピーディーなので、複数回をプレイするかもしれません!複数回のプレイにわたって得点を累積し、最後に勝者を宣言できます。
2人プレイの場合、デッキをそれぞれ36枚のカードの3つの等しいラウンドに分割することをお勧めします。これにより、複数のラウンドでフルデッキを使用でき、カードを並べる時間を短縮できます!
ゲームの遊び方
あなたの手番では、1枚以上のカードを引きます。
(1)山札の上部から得点カードを1枚カードを引くか、(2)市場で入手可能な野菜カードを2枚引きます。カードを選択したら、自分の前の場に追加して、手番が終了します。
オプションのフリーアクション:手番ごとに、得点カードのいずれか1枚(このターンで引いた、または前のターン)を裏返して野菜カードに変えることができます(ただし、野菜カードを得点カードに裏返すことはできません)。
注意:野菜の種類はカードの隅に示されています。
手番の終了
カードを引いたら、各列の対応する山札から野菜市場の空いたスペースに補充ます。カードを市場に配置するとき、得点カードの向きから野菜カード側に裏返して配置します。得点カードの山札の1つがなくなったら、残り枚数の多い山札をだいたい半分に分割し、半分を空の山札に置き換えます(最大の山札の上にある得点カードが動かないようにします)。市場の補充が終わったら、次は左隣のプレイヤーがスタートプレイヤーになります。
ゲームの終了
得点カードの山と野菜市場の両方のすべてのカードが無くなったら、ゲームは終了します。最も得点の多いプレイヤーが勝者です。
得点計算
プレイヤーは、自分の得点カードで条件を充たしている得点を数え、これらのスコアを合計して最終勝利点を計算します。
2人のプレイヤーが合計勝利ポイントで同点の場合、ターン順で後にプレイしたプレイヤーが勝者になります。
訳者注:
同じ野菜カードを複数の得点カードで使用することができます。
例:
- トマト+レタス+ニンジン=8点:2セットで16点
- ニンジン+ニンジン=5点:2セットで10点
- ニンジン/3点・玉ねぎ/-2点:ニンジン15点-玉ねぎ6点で9点
- 一番たまねぎを多く持っている=10点:10点
- 3枚以上持っている野菜タイプごと=5点:ニンジン・レタス・玉ねぎの3種類で15点
合計:60点
【おまけ】カードの和訳
IT'S A WONDERFUL WORLD 感想(レビュー)
engamesさんで日本語版の発売が予定されている『IT'S A WONDERFUL WORLD』を書泉グランデで見かけたので一晩悩んだ末に購入。
年末に和訳して、年明けに早速プレイしました。
ルールはこちら
プレイヤーは帝国を率いて一番の強豪国を目指します。
資源を生産して開発カードを建設して勝利点を獲得します。一番多くの勝利点を獲得したプレイヤーの勝利です。
ゲームシステムは「ドラフト&拡大再生産」。拡大再生産のなかでもエンジンビルドといわれるやつです。
『宝石の煌めき』『ギズモ』『センチュリー スパイスロード』と同じ人気のカテゴリーですね。
遊んでみたら、4人で40分ぐらいで終わったので、プレイ感はかなり軽め。
インストも馴れれば10分かからない程度なので楽ですね。
それでも満足感のあるジレンマが味わえて、かなり楽しかったです!
ボードはあるものの、トークン置き場兼ラウンドカウンターの役割だけで、実質カードゲーム?(^_^;)
ただしカードをかなり並べるので、広めのスペースの確保が推奨です。
まとめ
評価:B+
エンジンビルドは個人的に大好きなので"評価:A"にするか悩みましたが、日本語版の価格が見えないので一旦抑えて"B+"で!
5000円台ならAかな!
名作も多いジャンルですが、個人的には見通しのよさから、かなり評価高めです。
生産フェイズでは、白から順番に生産されるから「白が5個生産されると、この開発カードが建設できて、黒が4個生産出来るようになるから、そうするとこの開発カードが~」とコンボの計画を立てて、実行するのがめちゃくちゃ気持ちがよいです!
脳汁ドバドバでます。
エンジンビルドのなかでも、計画の見通しがよくてコンボを意図的に作れるから楽しいです!
と、結構べた褒めですが、気になる点としては箱の大きさのわりに実質カードゲームなので内容はシンプルです。
また箱のイラストやタイトルから重厚さを感じますが、ゲームからはテーマをあまり感じず、実際はアブストラクトですね。
なので重ゲーを期待していると肩透かし食らうかも。(^_^;)
そんなこんなでお気に入りのゲームなので、日本語版の発売が楽しみです!
オススメ!!!!!