「バランスが悪い」だけど面白いものもある
少し前のことですが『センチュリー:イースタンワンダーズ』で遊びました。
前評判通り、前作『センチュリー:スパイスロード』よりもバランスが良くなっていて楽しかったです。
バランスがよくなった
前作では自分の手番の時に、”場に出ているカード”が良いものが来ているかどうかに大きく勝敗を左右する要素になっていましたが、今作では選択肢が全てタイルとして場に出ているので、全プレイヤーに平等になり「バランスが良くなった」と言えると思います。
そのためSNSで「前作より面白い」「バランスよくなった」という声をよく見かけました。自分もその通りだと思っていました。
しばらくたってふりかえると
しかしあれから時間がたち、思い出してみると『スパイスロード』の方が印象が強く残ってるんですよね。
あのカードの連続コンボがつながったときの楽しさは、『イースタンワンダーズ』にはない快感です。
ピークエンドの法則
人間は過去の経験をふりかえるとき、一番の楽しかった頂点と終わり方で判断するそうです。
そう考えると、確かに瞬間的な楽しさは『スパイスロード』の方が強かったと思います。
図解にすると、下記のイメージ。
「バランスがよいゲーム」というのは聞こえがよいですが、「記憶に残るゲーム」とは必ずしも一致しないようですね。
初心者や初めましての人が多い場合では『イースタンワンダーズ』のようなバランスの取れたゲーム、仲間内のクローズドの会では多少バランスが大味でも盛り上がるゲーム、とどちらが良いというわけではなく、使い分けですね。
ではこんなところで