なゆひにボドゲ雑記

ボードゲームについてのあれこれの雑記です。

111カードゲーム 感想

手札を番号の少ない順、もしくは大きい順に並べていくゲームです。

ただそれだけなので簡単そうに見えるのですが、手札は配られたままで並べ替えてはいけないので、意外と大変です。

場札から1枚取り、手札と交換していきます。手札が全部数字順に並んだプレイヤーが出たらそのラウンドでゲームが終了します。

各プレイヤーの手札から”順番通りに並べることが出来たカード”に書かれたピエロの数が得点になります。最初に手札をそろえたプレイヤーはボーナスポイントがもらえます。

最終的に一番ポイントの高かったプレイヤーの勝利となります。

ゲームの詳細説明

カードはゲームのタイトル通り1~111までの111枚あり、手札は12枚です。

残りのカードは山札として中央に置き、そこから3枚を取って山札の横に裏向きのまま並べます。

スタートプレイヤーを決めて手番を始めます。

手番プレイヤーは、場札から1枚を選んで手札に加えます。その際加えた場所の左右のカードどちらか1枚を場札に表向きで戻します。

手札の端に加えた場合は、反対側の端も場札に戻すこともできます。

以降の手番のプレイヤーも同様に行いますが、場札が全て表向きだった場合に限り3枚とも流して新たに山札から3枚裏向きに場札を並べることができます。

そうやって手番を回していき、手札を数字順に完成させたプレイヤーが出たらそのラウンドで終了です。(完成させたプレイヤーから1巡ではありません)

ゲームが終了したら得点計算を行います。

最初に手札を完成させたプレイヤーはボーナスとして5点貰えます。

手札から順番に並べることが出来たカードに書かれたピエロの数が得点となります。

まとめ

評価:B

パッケージから非常に地味ですが、遊んでみたら面白かったです。

数字を大きさ順で並べるので『ニムト』に近いプレイ感を感じました。

最初に手札をみて昇順で並べるのか降順で並べるのか、先を見通して戦略だてるのが非常に面白い部分です。よっぽど運が良くないかぎり「どうすればよいんだろう」と思えるぐらいバラバラなので、そこからどのカードを抜けば良いのかある程度見えてくると楽しくなってきます。

また欲しいカードが場にあるのに前のプレイヤーが流してしまったりすると、叫びたくなるほど悔しくなったりもします。

最初に手札を完成させたプレイヤーはボーナスをもらえますが、5点とそこまで高くないので無理して完成を目指すよりもピエロの多いカードを集めるのが効果的な場合もあります。その判断がなかなかよいジレンマとなっていて悩ましいです。

ただ手札12枚だとやや冗長に感じました。試しに手札を10枚にしてやってみたら丁度良いプレイ時間になったので、少しアレンジを加えても良いかと思います。

特別凄いわけではないですが、あまり他で見ないカードゲームが欲しい場合にはお勧めです。