なゆひにボドゲ雑記

ボードゲームについてのあれこれの雑記です。

コンコルディア 感想(レビュー)

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プレイ人数:2~5人

プレイ時間:90分

ゲーム概要

2000年前のローマの経済発展をテーマにした戦略的なゲームです。

2014年の年間ドイツゲーム対象エキスパート部門ノミネートされただけあって非常に重いゲームになっています。

ゲームの説明

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手番では、手札から1枚カードをプレイして、その効果を解決するだけです。

カードは9種類です。

手札の説明
  1. 護民官:使用済みのカードを手札に戻す
  2. 建築家:入植者の移動+家の建設
  3. 長官:属州の特産品の獲得および物品生産、またはお金の獲得
  4. 入植者:入植者駒の配置、またはお金の獲得
  5. 商人:お金の獲得、および物品の売買
  6. 外交官:他プレイヤーの直前の行動のコピー
  7. 元老院議員:手札の購入(2枚まで)
  8. 執政官:手札の購入(1枚のみ・追加コスト不要)
  9. 専門家:物品の獲得 

ゲームの終了

ゲームは下記のいずれかの条件を充たしたら、手番を1回ずつ行って終了します。

  • 場札の枯渇
  • 家全ての建設

ゲームを終了させたプレイヤーは「コンコルディアカード(7勝利点)」を獲得します。

得点計算

得点は手札に書かれた6種類の神ごとに計算します。

  • VEST(ウェスタ:物品を貨幣に換算し持っていた貨幣と合計。それを10で割った数につき1勝利点。
  • JVPITER(ユピテル:家1個につき1勝利点(ただしレンガ都市の家は除く)
  • SAVRNVS(サトゥルヌス):家を1個でも建てている属州1つにつき1勝利点
  • MERCVRIVS(メリクリウス):生産可能な物品1種類につき2勝利点
  • MARS(マルス:入植者駒1つにつき2勝利点
  • MINERVA(ミネルウァ:専門家カードに示された物品の種類の都市に建てた家1つにつきカードに記載された勝利点を獲得 

まとめ

評価:A 

このゲームの面白いところは"得点方法"ですね。

ゲームの中心はボードの盤面なんですが、ゲーム終了後の得点計算時に手札の種類が大きく影響します。

これがとにかく複雑!

ゲーム中は盤面に集中したいのに、ゲームに一番重要なデッキビルティングにアクションと得点要素の2つが絡んでくる!いやー複雑すぎて頭が爆発しそうになる!

慣れないうちはあまり勝敗を気にせず盤面だけを考えるだけでもゲームが成立しますが、両方を両立して考えられるようになると爆発的に煩雑になり悩ましさが増します。

これは楽しめる人はめっちゃ楽しいけど、人を選ぶかもなぁ(^_^;)

また、誰が勝つか最後までわからない点も好き嫌い別れそう。

重ゲー好きは一度は遊んでもらいたい名作です!

拡張もいろいろ出ているので買ってしまおうかな?(^^;