なゆひにボドゲ雑記

ボードゲームについてのあれこれの雑記です。

名状しがたき邪神のしもべ 感想(レビュー)

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このゲーム、話題作『クトゥルフ・ウォーズ』と同世界設定の姉妹品なのに、SNSで話題にあがっているのを見たことがない…。調べてもレビューやプレイ記が出てこない…。

発売時期が『電力会社』『テラフォーミングマーズ』など有名作品の再版と被ったので、陰に隠れてしまったのかも(^_^;)

今回、友人が購入したので、遊ばせてもらいました!

ゲームの概要

いわゆるワーカープレイスメントですが、かなり変則的です。

プレイヤーは教団の司祭です。

クトゥルフ物は、よく探索者側になることが一般的ですが、敵である邪教徒のモブキャラが主人公です

プレイヤーは邪神を復活させるべく、真面目に呪文書や古き印を集めますが、稀に探索者がトカレフ片手にアジトにカチコミをかけてきます。

そのままでは溜め込んだ蓄えを奪われてしまいます。

そのため、襲撃に怯えてを仕掛けたり、ペット(怪物)を飼って襲撃に備えます。

幾度のカチコミを乗り越えて、一番多くの資源を保持できた司祭の勝利となります。

システム的なサマリー

よくあるラウンド・手番制です。手番が来たらワーカーを配置して、必要ならコストを支払って効果を得ます。

全員のワーカーが出払ったら、ラウンド終了。スタートプレイヤーから、手番を行います。

「古き印」がボードが無くなったらゲームが終了します。

得点となる資源を計算して、一番多くの得点を得たプレイヤーの勝利となります。

主なコンポーネントの紹介

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個人ボードは2枚。共有ボードは4枚です。

結構ひろめの机が必要です。

共有ボードの儀式ボードは、最初は裏面で使えませんが、古き印を最初に取られたら公開されて使えるようになります。f:id:nayuhini:20190930114816j:image

ワーカーは、司祭が1体、教徒6体ありますが、最初から使えるのは司祭と教徒2体だけで、残りは診療時にいます。

あとは各種トークンと罠カードぐらいかな?

まとめ

評価:B+

個性的でとても良いゲームでした!

「これクトゥルフである必要あったか?」と言われると疑問が残りますが、襲撃とそれに罠で対抗するのは、テーマとしてもシステムとしても良かったです!

ひとつ気になるのはバランス。

最後にプレイヤー一人の自爆プレイで襲撃が立て続けに発生。

ダイスの出目が跳ねて全員のアジトが破壊されてゲームが終了してしまい、全員が「今までの努力が全て無に…」という状態に…(^_^;)

今回はダイス目が極端だったのと襲撃が多い「黒山羊ボード」だったとはいえ、これさえなければ"評価:A"をつけたくなるぐらい良いゲームだったのにな~(´ω`;)

とはいえ強すぎる罠を除外するとか、工夫でバランス調整ができそうだから、良いゲームなのは変わりません!

おすすめ!!!!