なゆひにボドゲ雑記

ボードゲームについてのあれこれの雑記です。

メディチ 感想(レビュー)

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クニツィアの三大競りゲームの一角である『メディチ』を遊びました!

ゲームの概要

プレイヤーは中世フィレンツェの商人となり、様々な商品を安く手に入れます。手に入れた商品は船に積み貿易して報酬を獲得します。街一番の商人を目指し商品を競り落とします。

3ラウンド行い、一番お金を多く持っていたプレイヤーの勝利となります。

ゲームの準備

プレイヤーは最初から30金を持っています。

場には商品カードの山があります。

商品カードには、各商品を表す黄色(香辛料)、赤色(織物)、緑色(染料)、青色(陶器)、灰色(金属)の5色あります。

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0から5までの商品価値が書かれたカードと、金色の10が書かれたカードがあります。

各色0~4までは1枚ずつ、5だけ2枚あります。

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5人以下でプレイする場合は、プレイ人数に応じた枚数を商品カードから抜いて箱に戻します。

ボードには、現在の所持金を表すトラックと、商品カードの色と同じ5色の市場ピラミッドがあり、それぞれに各プレイヤートークンを置きます。f:id:nayuhini:20190406163030j:image

ゲームのルール

親プレイヤーが商品カードをめくります。

最大3枚までめくることができます。

めくられた商品カードをひとまとめに競りを行います。

親プレイヤーの左隣のプレイヤーから、いくらの金額を払うか値段をつけていき、最後に親プレイヤーが値を付けます。

値を付ける際に、前の人よりも高い値を宣言するか、もしくはパスを選びます。

一番高かった値を付けたプレイヤーが商品カードを獲得し、自分の船ボードの上に置きます。船ボードには5枚のカードを置けます。f:id:nayuhini:20190406163045j:image

誰も値を付けなかった場合は、カードは捨て札になります。

競り勝ったプレイヤーの付け値分、所持金トラックから減らします。

競りが終わったら親プレイヤーが左隣のプレイヤーに移り、次の競りを行います。

5枚そろえたプレイヤーは、そのラウンドが終了になります。

山札が尽きた、もしくは1人以外のプレイヤーが5枚ずつ商品カードを手に入れたらラウンドは終了します。

報酬の計算に移ります。

報酬の計算

報酬の獲得方法は2種類あります。

  1. 商品の合計価値が高かったプレイヤー
  2. 各商品ごとに一番多く手に入れたプレイヤー
商品の合計価値の高かったプレイヤー

獲得した商品カードの数値を合計して高かったプレイヤーから報酬を得ます。

報酬額はプレイヤー人数で異なります。

一番商品価値の少なかったプレイヤーは報酬をもらえません。

各商品ごとに一番多く手に入れたプレイヤー

獲得した商品カードの色を見て、同じ色の市場ピラミッドのトークンを1マス動かします。1番マスを進めているプレイヤーから報酬を受け取ります。報酬を受けられるプレイヤーの人数はプレイ人数によります。

また市場ピラミッドを登っていくと、数字が書かれているマスがあります。ここにトークンを進めると、その数字の報酬を得ます。

ラウンドとゲームの終了

報酬の処理が終わったらラウンドが終了します。

3ラウンド行ったらゲームが終了します。

ゲーム終了時に一番多くのお金を持っていたプレイヤーの勝利となります。

まとめ

評価:B+

6人まで遊べて、インストは5分で終わるので汎用性は高評価です。

ゲームとしてルールは簡単なのに、ゲーム自体は難しい印象をうけました。

ゲームの戦略を考えるのとは違い、純粋な計算が重要になるため、ここが楽しめるかどうか、好みが別れるゲームだと思います。

個人的には『Ra』の方が好みですが、比較的安価だし汎用性は高いので、持っておいて損の無いゲームです。オススメ!!