なゆひにボドゲ雑記

ボードゲームについてのあれこれの雑記です。

テラミスティカ 感想(レビュー)

ゲームの概要

人数:2~5名

プレイ時間:120分

参考:インスト混みで初心者5人で3時間でした。

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運の要素は一切ない戦略的な重ゲーです。

自分の種族を統率し領地を拡大します。領地に住居を建てたらさらに反映させて町をつくります。また教団に司祭を派遣し文化面での向上もめざします。

6ラウンド行って一番の繁栄を行えた種族の勝利となります。

ゲームの感想

評価:A

ありそうでなかった王道ハイファンタジーのワーカープレイスメント&拡大再生産。それだけでトキメキます。

リソースが「労働者」「コイン」「司祭」「パワー」と4種類もあり、"労働者はあるけどコインがない"などマネジメントの最適化が非常に複雑で悩ましいゲームです。

行えるアクションも8種類と多目です。

その分やりがいのあるゲーマー向けな作品だと思います。

ただそれだけ複雑なため、最初は何をすればよいのか、最終的に何を目指せばよいのか分かりにくく感じました。

しかし自分の種族の特長をつかむと、やることが見えてきて非常に楽しくなってきます。

種族ごとに特徴が異なるため、やり込み要素が多く長く遊べそうですね。

最近の人気作品の『SCYTHE』や『テラフォーミングマーズ』と比べても遜色のない、むしろそれ以上にやり込み要素があるかもしれません。

『テラミスティカ』の続編の『ガイアプロジェクト』とはマップが固定されているという面で異なりますが、世界観の好みでどちらを買っても損のない作品だと思います。

短所を言うならば、種族の特長を掴めないと何をやれば良いのかわからないため、初級者や勘をつかむまで時間がかかるプレイヤーには優しくないかもしれません。実際に私の仲間には『アグリコラ』の方が、行動が勝利点に直接結び付く分かりやすさが響いて高評価でした。

複雑であるがゆえに面白くも、取っつきにくくもある。なかなかピーキーな作品ですが、あれやこれやを試してみたくなる、とても面白いゲームでした!!!