SCYTHE 大鎌戦役 感想
人気すぎて駿河屋のネット予約が10分で終了した作品。今回は運よく入手できたので早速遊んでみました。
ゲーム概要
プレイ人数:1~5人
時間:115分(実際遊んだら180分かかりました)
ゲームのテーマ:
「巨大な重装甲兵器による世界大戦が終わった1920年代の東欧」という過去と虚構が混じりあった世界で、プレイヤーは動物を従えたキャラクターとなり、自国を東欧の大国へと導きます。
ゲームの感想
評価:A
世界観がもう最高!
ゲームシステムも、複雑でありながら無駄もなく、とても深い没入感を得られ「また遊びたい」「買って良かった」と素直に思える作品でした。
遊んだあとご飯食べながら仲間と感想戦で盛り上がったほどなので、皆も楽しんだみたいです。
正直、パッケージの絵に一目惚れして買いました。もうね、パッケージ見ただけでスチームパンクな世界観がドストライクだったんで、ジャケ買いですよ。しかも実際に遊んでみたら、コンポーネントから設定から、より深い世界観を楽しめて大満足です。
ゲームシステムは、″ワーカープレイスメント・拡大再生産″と″陣取りゲーム″を足したような感じです。六角形のタイルや資源は『カタン』にルーツを感じますが、″ダイスを振る″など運要素は薄く、より戦略性が強調されています。
とはいえ、少し物足りない部分もありました。
まずは折角のメックが印象的なのに、戦闘が起こりにくい事。もっとバキバキにメックによる戦闘が発生すると思っていましたが、自分がプレイしたときは一度しか戦闘せずにゲームが終了しました。
3人以上で遊ぶ場合、戦争って誰が得するかって、争わなかった国が1番得になるんですよ。このゲーム、勝っても負けても損が発生するので戦争する旨味が無い。メックは悪魔で抑止力の存在なんです。
戦闘のシステムも地味で浅く、面白味をあまり感じませんでした。勝っても損害・資源の消費が発生するうえに、相手に与える損害が少ないので爽快感もありません。
その戦争の虚しさに、私はリアリティを感じて高く評価したのですが、戦闘好きには物足りないかもしれません。
次は、外交要素が無いことですね。
拡大再生産部分の対象が国内経済なため、資源を他の資源に変換する事や、プレイヤー同士でのやり取り(輸入・輸出)が欲しくなりました。
まとめ
個人的には今年1番のゲームです。
今年は『テラフォーミング・マーズ』も面白かったですが、それ以上に楽しかったです。
重めのゲームを遊んでみたい方にはオススメです!!!!!