リビドー 感想
先日のゲームマーケット2016秋の四等星さんブースで購入した『リビドー』を遊んできたので感想書きます。
『戦略的エロ本収集ボードゲーム』とテーマが本当に卑怯なほどアホ!w
注意:誉め言葉です。
アホだけどネタに終わらず、ゲームとしても良くできています。
箱は横幅35.5cm×縦幅22.5cm×深さ3cmと大きめながら価格は2,500円と安心価格。(ゲムマ価格)
※2017年2月12日追記:イエローサブマリンで3500円で販売していることを確認
ゲーム概要
エロ本を自分の部屋に隠して、兄弟(他プレイヤー)や母親に見つからないようにたくさん収集するゲームです。
戦略や運の要素もありますが、ライバルプレイヤーの心理を読むゲームです。
男子オンリーでのプレイなら、昔のエロ本の思い出などを語り合いながらやるといっそう盛り上がります。w
ちなみにテーマがエロ本収集ですが、推奨プレイヤー年齢が『13歳』以上(中学生)というのがポイントですね!
勝利条件
誰かがエログッズを5点集めた、もしくは山札が尽きたら終了し、その時点で収集したエログッズの合計得点が一番高かった兄弟の勝利となります。
ゲームの流れ
まずはエログッズの入手します。
たまっているリビドーの値をみて(値が高いと行き先の幅が広がります)行き先を決めたら行き先カードを場に伏せます。
兄弟全員が行き先を決めたら、スタートプレイヤーからメインフェイズを開始します。
まずは『勇気』と『リビドー』を合計2つまで回復します。
その後、伏せておいた行き先カードを公開します。
行先がコンビニや書店などでEグッズを購入しようとした場合に限り、他のプレイヤーと行き先がバッティングしていないかを時計回りで確認をします。バッティングしてしまった場合は、いやらしい目つきで「おやおやぁ(どやぁ)」と言われ心に傷を受けたうえでエログッズを入手することも叶わずに終わります。
バッティングしなかった場合は、行き先に規定されている枚数を山札からめくり、一枚を選んで残りを山札に戻します。
カードにはエログッズの他に攻撃や防御に使えるカードがあります。
求められるリビドーが高いアダルトショップなどは、山札から多くの枚数をめくることができ、有利なカードを手に入れやすくなります。
また兄弟が出払っている間に、兄弟の部屋に忍び込んで隠してあるエログッズを失敬することもできます。
忍び込む兄弟の部屋と隠し場所を指定し、隠し場所にエログッズがあれば横取りすることができます。
また河原に行けばダイス目次第で勇気を使わずに『濡れたエロ本』を入手することができます。
兄弟全員が行動したらメインフェイズは終了します。
メインフェイズのあとは、ママフェイズに移ります。8面ダイスを振った出目次第で、ママの機嫌が変わったり、部屋の隠し場所の掃除が始まります。
機嫌が良いときはリスクがほぼ無いのですが、機嫌が悪くなると、とたんに掃除魔となりエログッズが殲滅されます。ママに見つからない隠し場所もあるのですが、場所が限られるので兄弟に失敬されやすくなります。
ただし他の兄弟から守ろうと自分の部屋にこもると新しいエログッズが手に入らないというジレンマ。本当に良くできていますね!
ママフェイズまで終わったらスタートプレイヤーが次の兄弟にうつり、勝利条件を達成するまで繰り返していきます。
まとめ
評価:A-
アホなテーマのインパクトが強いですが、ゲームとしても心理を読む楽しさや悩ましさが上手くデザインされており、とても良い作品です。
ただし人や場所を選ぶかな?w
また過去のエロ本経験談などメタ的にも情緒深く楽しめます。
コンポーネントやアートワークは好き嫌いがありそうですが、このゲームの場合はそれも味かな?と思わせる不思議な魅力があります!w
なかなか入手は困難そうですが、ここまでの珍品はなかなか無いので、コレクションとしても価値のありそうな一品です。
【追記】
先日のボードゲーム会で6人プレイをしていたところ、バッティングが頻発しリビドーが低いまま長時間のプレイ(2時間ぐらい)になったとのことで、プレイする際の人数が多い場合は時間を考えてプレイしましょう。