なゆひにボドゲ雑記

ボードゲームについてのあれこれの雑記です。

コードネーム 感想

概要

2つのチームに分かれてスパイマスターの出すヒントをもとに、自分のチームのコードネームを推理するゲームです。

 

感想

評価:B

「何て言えば相手に伝わるんだろう?」「相手は何を伝えたいんだろうか?」と考えるジレンマが面白さとなり盛り上がれる楽しさもある良質なゲームです。

ルールもコンポーネントもシンプルで安価、ライトユーザーでも簡単に楽しめるのも高ポイントだと思います。

ただし文脈を読んで楽しむゲームなので、理屈で詰めていきたい人は他のゲームのほうが良いかもしれません。

 

面白さの分析

・スパイマスターの面白さ

一つだけを狙って確実にわかりやすいヒントをだすのか、多少わかりにくくても複数一気に狙えるヒントをだすのか、相手と自分の現在のポイントの状況から判断して考える面白さ。

暗殺者のコードネーム次第では、これも考慮に入れる必要もあり悩む。

自分としては最高のヒントのつもりでもフィールドスパイには伝わらない事もあり、そのもどかしさも楽しさの一つである。

逆にわかりにくいヒントでわかってもらえた時は嬉しくなる。

自分のヒントを意図しない解釈をされて意図しない正解が出てしまう場合があり、その時は腑に落ちない感情になった。

 

・フィールドスパイの面白さ

スパイマスターの出したヒントをもとにコードネームを推理する面白さ。

スパイマスターの出したヒントとそれに関わる枚数に+1枚だけ回答できる。

前に出されたヒントも含めて考える幅が広がり面白さが増す。

暗殺者の存在があるため、あてずっぽうを抑止しているのは良いデザイン。

 

先攻有利調整のために先攻はダブルエージェントを1枚加えるのは大胆なデザインだと思った。精密なバランス調整ではないけれど、理屈的な面白さよりも文脈を楽しむゲームなのでこれぐらいでもよいのかもしれない。