ちんあなごっこ 感想
ゲームの仕様
人数:3人~5人
時間:15分
ジャンル:バッティング
ゲームの概要
カッパ・カワウソ・ウサギの三匹のちんあなごハンターに依頼をして、より多くのちんあなごを捕獲します。ただし海の監視員に見つかると捕獲できないので注意しましょう!
ゲームのルール
スタートプレイヤーが最初の″海の監視員″、その他のプレイヤーは″ハンター″としてゲームを開始します。
ハンターは3列のちんあなごを見比べて、カッパかカワウソかウサギの誰に依頼するかを決めてカードを伏せます。
海の監視員役は、ハンターが誰に依頼したかを推理してカッパ・カワウソ・ウサギの誰かに監視員コマを置きます。
カードには異なる数のちんあなごが描かれているため、多く書かれている列を取りたいところですが、もちろん監視員に狙われやすいためリスクも高いです。
無事に監視員とバッティングしなければちんあなごカードを得点として貰います。
そして隣のプレイヤーが次の海の監視員として次のラウンドが始まります。
ゲームを進めていくと、ちんあなごの数が増えレートが高くなります。
レートの高いカードにはサメが描かれている場合があります。サメが描かれたカードの次に手に入れたちんあなごカードを裏に返します。するとウンコが描かれており、そこに描かれているウンコの数だけペナルティとなります。
ちんあなごの列が2つ無くなったらゲームは終了、得点計算をして勝者が決まります。
ゲームの感想
評価:B+
これはシンプルながら奥深いゲームですね!
ルール説明や準備も簡単なのも良いです。
そして何より絵柄がとても可愛い!
ただしゲームとしてはバッティングなので、読みあいと運の要素が高めで、戦略性を求める人には向いていないと思います。
そっとおやすみ 感想
シンプルながら注意力や演技力が求められる駆け引きが楽しいゲームです。
ゲームの仕様
プレイ人数:3~7人
プレイ時間:15分
ジャンル:心理的駆け引き
上段左から『箱』『説明書』『スタートマーカー』
下段左から『手札』『ジョーカー』『得点札』
ゲームのルール
配られた5枚の手札を、ババ抜きのように手札を隣のプレイヤーと1枚づつ交換して、同じ絵柄が4枚になるようにします。
手札にはジョーカーも入っているため簡単に絵柄は揃います。
同じ絵柄が4枚揃ったプレイヤーは他のプレイヤーに気がつかれないように、そっと手札を伏せます。
他の誰かが伏せた事に気がついたら、他のプレイヤーも手札がどうあれ手札を伏せます。
周りが伏せているのに気がつけず、一番伏せるのが遅かったプレイヤーが負けになります。
ゲームの感想
評価:B+
ゲームはこれでもないぐらいシンプルです。
だけど不思議なぐらい盛り上がります。
このゲームは二重構造になっており、一見同じ絵柄を揃えるだけのシンプルなゲームのようですが、その本質は駆け引きを楽しむゲームです。
絵柄が揃った場合、周りに悟られず手札を伏せるため、皆の意識を他に向くように会話をしたり、手札を渡したりします。これがとても緊張感があり、かつ自然にこなさなければならず演技力や大胆さが求められ、非常に高度な駆け引きが発生します。
好みとしては、論理的な戦略を必要とするようなゲームが好きなんですが、プレイ人数や価格、プレイ時間、ルールの簡易さを考えると汎用性がとても高く、遊ぶ機会が多いため評価を高めました。
メインになるゲームではないですが、持っているとゲーム会のゲームの合間やスタート時に重宝するゲームだと思います。
自作ボードゲーム『100万人殺せば英雄(仮)』製作記
色々と作りたいボードゲームはあるのですが、コンポーネントがリッチになるほど製作に対する負担が大きくなることから、先ずはカードゲームからが良いかと思って考え始めました。
そこでマッチしたテーマがチャップリンの『殺人凶時代』に出てくる「一人を殺せば殺人者だが、百万人を殺せば英雄だ。」と言う台詞。
物騒な言い回しですが、とてもゲーム的な台詞ではないでしょうか?
ここから、数字を足していって100になると得点になるが、充たないとペナルティになるシステムで何か出来ないか考えてみました。
とりあえず1~99までのカードを用意します。(今回は『ニムト』で代用)
手札を5枚ずつ配ります。
カードをドローして手札から1枚プレイする、とてもオーソドックスなシステムをベースに考えてみます。
ただ山札から1枚ドローするだけでは、単調になりがちなので山札を3つ作り、いずれか1枚を選んで手札に加えるようにします。
山札が3つあるのでゲームの終了は、この山札が1つ無くなったタイミングにすることにします。
軽くプレイしてみます。
さっそく″68″と″32″であわせて100が出来ました。その後もいくつか組み合わせができて終了。なんとかゲームになりそう。
ただし100を組めなかったカードも全てがペナルティになってしまうと配られたカードの運に依存しすぎるため、100を越えたカードは0点とするルールを加えることで考えに幅を持たせることにします。
いったんこれを友達と試しに遊んでみました。全員がいくつかの100の組を作れており、なんとかゲームになってはいたけど思った以上に計算の負荷が高い…。あと、手札の選択肢がもっと欲しい事が判明。
対策としては『偶数(奇数)だけにする』事で計算をしやすくするとか、山札から2枚ずつめくる事で場に6枚出れば選択肢も増えるとかですかね。
一旦、続きはまた後日調整してテストしてみます。今日はここまで。
『それはオレの魚だ!』コマ色塗り編
『それはオレの魚だ!』のコマは、造形が良くできているものの、いかんせん生成色だけでは味気無い!
ということで色を塗りました。
基本的な塗りはプラモデルと一緒です。
まずは離型材を流すために中性洗剤で洗います。一般的な皿洗い用の洗剤で充分です。
乾いたので、一番簡単なガンダムマーカーで塗ってみましたが、整形色が濃すぎて透けてしまう…。
うーん、こうなったら本格的に塗らねばならない!
面倒くさいけど整形色を生かす足場部分はマスキングテープを切り貼りして隠します。
うぅ、コマが多い…。4色×4ポーズで計16個。
何とか作業完了したので、次は下地材のサーフェイサーを吹きます。一般的なグレータイプを使いました。
要らないチラシを広げたら、その上にガムテープの粘着面が上になるように張り、そこにマスキングしたコマを張り付けます。
張り付け終わったら、ベランダに出してサーフェイサーを吹きます。4方から満遍なく吹き、乾いたら確認を繰り返す。斜め下からもあおるように吹いて全体がしっかり塗られるようにします。
サーフェイサーが塗り終わったら続いてはホワイトを吹きます。これも一般的なプラモデル用の白色(つや消し)で塗りました。
これはサーフェイサーとは異なり、斜め下からは吹かず、サーフェイサーのグレーが影に見えるように白を乗せています。
ここまで来たらあとは着色だけです。
プラモデルでは弱い色から塗るのがセオリーですが、今回はそこまで考えず一番面積の多い黒から塗っていきます。
黒はガンダムマーカーで塗ります。
嘴と足の黄色と魚の水色は細かいのでマーカーのままでは塗れないと判断しました。
調色皿(模型屋、量販店で購入可能)にペン先を押し付け、塗料を出して爪楊枝を筆がわりに塗っていきます。
ガンダムマーカーは渇きやすいためサクサク塗っていきます。
塗り終わったら、スミ入れ用の先が細い黒ペンで眼を入れていきます。
眼入れは魂を込める作業なので丁寧に行います。縦長の眼や横長の眼、個性が出るように全員違う眼に塗りました。
無事に眼入れが終わったら、少し薄目のスミ入れマーカーでマフラーや嘴の溝をスミ入れしていきます。
スミ入れが完了したらつや消しクリアーを吹いてほとんど終了。
マスキングテープを剥がしてはみ出た所をカッターで削ったり溶剤で溶かしたりして整えて終了。
いい感じに塗れました。
いやー、変わりましたね!最初の味気なさはなくなり、ポーズもよりコミカルに見えますね!何より愛着が湧く!!
何日かに分けましたが総作業時間は4時間位です。
缶スプレーとマーカーだけで簡単に出来るので初心者にもおすすめです!
ラビリンス 感想
1986年に製作された歴史のあるゲームです。
確かにゲームシステムのシンプルさや、コンポーネントのアートワークに古さを感じますが、むしろ古き良きテイストですね。
ゲーム概要
プレイヤー人数:2~4名
プレイ時間:30分
ジャンル:パズル/ダンジョン
ルール難易度:簡単
プレイヤーはラビリンスに潜り込んだ魔法使いとなり宝物を集めるゲームです。
プレイヤーのやることは二つだけ。
余っているタイルを押し込んでラビリンスをスライドさせること。
もう1つは自分のコマを動かすこと。
たったこれだけです!
自分の山札の一番上をめくると宝物の絵が書かれているので、同じ絵が書かれているタイルを目指してタイルやコマを動かします。
宝物のタイルにコマが乗れたらカードをオープンして宝物を得ます。これを繰り返し規定数(プレイ人数によって異なる)の宝物を手に入れます。
最終的に自分の宝物を全て手にいれて、最初にスタート地点に戻ってきたプレイヤーの勝利となります。
まとめ
評価:B+
私はダンジョン物が好きなので、このゲームはとても好みで楽しかったです。
シンプルなのに、どうタイルとコマを動かすか、誰かが勝利になってしまわないかと考える事が以外と多く、プレイヤー全員の思惑が盤面に現れ、それを感じとるのがまた楽しいですね。自分の思った通りに盤面が動いた時の爽快さはとてもテンションが上がります!
またパズル要素が強く子供でも楽しめる作品ではないでしょうか。
気になる点としては宝物が1枚分しかみれない事が少し窮屈に感じました。ローカルルールとして、カードを複数枚見ても良い事にしても違った楽しさが出そうだと思っています。でもそんなローカルルールを受け入れる拡張性もまたこのゲームの良さの一つではないでしょうか。
高円寺ボードゲームアウトレット
今日は高円寺で開催された『すごろくや』『テンデイズゲーム』『メビウスゲーム』の三店合同アウトレットセールに行って来ました。
12時開始のため、整理券を受けとるため一時間前に着くも既に12:30~の整理券。
想像していたよりも遅い整理番号で最近のボードゲーム人気をひしひしと感じる…。
そして時間になり無事に入場。
二部屋あり手前がテンデイズさんとメビウスさん、奥がすごろくやさんの部屋割り。
部屋には長机と段ボールが置かれておりそこにゲームが乱雑に置かれていました。
各店舗で3個まで計9個まで買えるとの事。
入ってから色々流していたら、周りが早々と買っていくため少し焦る。
折角だから何か買って帰りたいと思いメビウスさんで『ラビリンス』2,500円を購入。
続いてテンデイズさんの所で、ダイスの沢山入った『FLASH!』1,000円が目に止まる。
「和訳ないけど、これだけダイスが入っていて1,000円なら安いかも?!」とよく分からない思考が働き購入。
最後にすごろくやさんで『セイムワン』1,000円と『ROONY QUEST』3,100円で購入。
とりあえずよく分からないテンションで買ってしまった…。ただし後悔はしていない。
その後ボドゲ仲間と合流し、今回買った『ラビリンス』『セイムワン』『ROONY QUEST』をプレイ。
『ラビリンス』は遊んだ形跡がなく新品でした。一方の『ROONY QUEST』は遊んだ形跡があり少し汚れていましたが、特にゲームのプレイには支障が無い程度なので問題ありません。とはいえマーカーなど消耗品については少し気を付けた方が良いかもしれませんね。
アウトレットセールに行って、買って、遊んでみた感想をまとめに入りたいと思います。
まず良かった所は「安価で買える」「普段見ないゲームがみれる」「普段なら買わないゲームを買ってしまう」の三点です。
安価なのは物にも依りますが、中古屋で買うより安いと思います。またラインナップもマニアックでマイナーな物も多く、普段目にしないゲームが多目だったように感じます。
最後は良し悪しですが、周りがどんどん買っていき、何か自分も買わないといけない気分になるため、普段なら買わないゲームまで買ってしまう事です。いつもは自分の好みの物しか買わないのに、安いからとにかく買ってしまう。
しかし遊んでみると自分が普段遊ばないゲームだから新鮮味があり、自分の好みの幅が広がるのが分かりとても良いですね!
ということで、個人的には非常にお得感のあるイベントでした。次があればまた行きます!
ボードゲーム会から見るゲームの嗜好性
ネットのイベント『3D小説 bell』で知り合ったメンバーを中心にボードゲーム会を開きました。開催翌日にアンケートを取りましたので公開したいと思います。
まずは参加者の属性です。
参加者は全員で16人いましたがその中の一般参加者11人からアンケートを回収しました。(残りは主催者およびサポートメンバー)
参加者は3名ほどがボードゲーマーで、残りは2,3回遊んだことのある程度のライトゲーマーです。
性別は男性:6名、女性:5名ですね。ボードゲーム会としては女性比率が高いかと思います。
年齢は圧倒的に20代が8人と多いですね。それ以外は10代、30代、40代は一人づつです。
次は今回の遊んだゲーム会で遊んだゲームを答えてもらっています。『テレストレーション』はルールを少し改変して、遅刻した人を除いて全員で遊んだので参加率が高いです。(大人数用テレストレーションについてはこちらの記事を参照:大人数(10人以上)で遊べるゲーム)
ゲーム選びに関しては主催者側がルールを把握していたため、多少のバイアスがかかっていますが、基本は興味があるものを選んでもらっています。
ちなみに候補となるゲーム自体は今回は”スタンダードなゲーム”をテーマに選んでいます。
次に遊んで楽しかったゲームです。
『二つの街の物語』が人気高いですね!次いで『ハコオンナ』。同時に別の卓で遊んでいた二つのゲームがきっぱり分かれたのがわかります。意外なのは『カルカソンヌ』が”0”な事。これはメジャーすぎて遊んだことがあり、新鮮味が薄れていたのかもしれません。あとは総じてカード系よりもボード系が人気高いですね。
最後にどんなゲームが好きかを聞いてみました。
- 重厚な戦略性:回答数6(54.5%)
- ワイワイ盛り上がれるパーティー性:回答数9(81.8%)
- ドキドキなスリル:回答数1(9.1%)
- デザインやイラストの可愛さ:回答数4(36.4%)
- 他のプレイヤーとのコミュニケーション:回答数4(36.4%)
- 運と戦略のバランス:回答数6(54.5%)
- 簡単にルールが飲み込めるわかりやすさ:回答数2(18.2%)
あくまで選択式のアンケートなので、すべてを鵜呑みにはできませんが参考までにご覧ください。
まずは「ワイワイ盛り上がれるパーティー性」を8割の人が選んでおりダントツで1番ということですね。
ライトユーザーが多かったのも影響しているのかもしれません。ただしひとつ前のアンケートではパーティー性の高いカードゲームが面白かったゲームとして選ばれていないこともあり、最優先ではない評なのかもしれません。
また「重厚な戦略性」「運と戦略のバランス」が同点で次点につけているあたり、評が分かれたのかと思います。
一方で『ハコオンナ』が人気だったので選択肢として入れた「ドキドキなスリル」は、いまいち振るわず。ただし『ハコオンナ』を評価しているユーザーが多いのは、それだけ難しいテーマを『ハコオンナ』は上手くデザインしたという事なのかもしれません。
こんな感じで今回からアンケートを取ってみましたが、まだまだ何かを見つけるには情報量が少なすぎますね。また次回以降もアンケートは行っていこうと思います。